以前リップヴァンウィンクルの花嫁の記事を書いた際、多数のコメントが届きました。私としてはコメントこそが宝! みんなで議論することが映画の喜びなのです!! というわけで以下にコメントをまとめました!!

読むですが、一番下から上に上がるように読んでいただきますようお願いします!!

おまけ はてなブログでのコメント

 

 

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COMMENT:
AUTHOR: kagechiyo14
DATE: 03/28/2017 06:54:35
初めまして。一昨日「日本映画専門チャンネル」で初めてこの映画を見まして、何とも衝撃的でありつつ面白い映画だなあと思いました。
その時、合間に予告編も流れていましたが、そう深く考えることなく見ていました。なるほど、そういう意味合いがあったんですねえ。
あの被り物、私は見た瞬間「これは角隠し?」と思いました。いかにも「角を隠している」ような形状なので。
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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 10/13/2016 03:30:33
アルマーニさん
返事が遅れて申し訳ありません。

AV男優ですか、、、その解釈は新鮮ですねw

謎多き安室だからこそ、考えうる解釈です。真白とはもしかしてAVの現場で会ったのかもしれませんし笑
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COMMENT:
AUTHOR: アルマーニ
DATE: 09/25/2016 07:34:01
安室は 俳優といっていましたが多分AV男優じゃないですかね 芸名もいかにも ですし 撮影(ビジネスの場)で真白と 出会った そして依頼 そうすると 弔いでの 脱ぎが わからなくも ありません 後 この作品には 巧妙な仕掛けが あるように 思います 黒木華さんの 好感的な 演技にひかれ 題名から 七海の心情で すなわち 主役 目線で 物語に 感情移入してしまいます 一度いや 後2回 DVDで観て下さい 安室 目線で そして 真白目線で 色々 解決するかと おもわれます すいません わたしなりの 勝手な解釈ですが、、、
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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 07/18/2016 21:19:47
松井秀喜(以下略)さん

コメントありがとうございます。
もうすぐイチローがメジャー3000本安打を迎えますね!

被災者へのエールですか、、、考えたことはなかったです。基本的に都内でのロケだったので。
ただ、本作は観客の好きに解釈していいように高い自由度に設定されているので、被災者へのエールを視点にすればそうとも解釈できると思います。

岩井監督自身、震災復興にも関わっていたので、何かしらのメッセージは含まれているかもしれませんね。
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COMMENT:
AUTHOR: 松井秀喜のサインが宝物
DATE: 07/18/2016 19:29:31
震災からの再生物語。
七海(普通の人)は、突然、安室(津波=悪意はない、海としては人にとっての恵み)により日常を奪われる。しかし、真白(心優しい人)に出会い、この世界は幸せだらけなんだと気付き、一歩前に踏み出す…
被災者へのエール。

嘘、儀式、ネット社会など色々なテーマが盛り込まれております単純に説明できる物語ではありませんが…
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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 05/19/2016 18:25:08
Nひであきさん
コメントありがとうございます。
お楽しみ頂けたようで幸いです。多くのコメントを頂いて、今やブログ本文より文字数が多いかも笑
100人見たら100通りの解釈が出来るのが素晴らしいですよね。Nひであきさんの考察も大変興味深いです。
私の綺麗だと思ったシーンは、離婚の電話をして家出する時の住宅街を走る七海と逆光が写る、岩井監督らしいシーン。
面白かったシーンは、結婚式の新郎役として紀里谷監督が胡散臭そうに出てきたところがツボでしたw

ネーミングが絶妙ですよね。安室という名前で一気に惹きつけられて、ついつい妄想をしてしまいます笑

これからも本ブログをよろしくお願いします。

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COMMENT:
AUTHOR: Nひであき
DATE: 05/19/2016 05:51:31
サイト主さんの考察、そしてみなさんのコメント、楽しく拝見させていただきました。

そのおかげで、自分なりに頭の整理ができたこと、お礼申し上げます。

本作は、素晴らしかったの一言に尽きます。
その根拠は、観る者それぞれの解釈に委ねてくれるところにあると思います。

低評価の人たちの意見は、意味が分からない・理解できない=つまらないという短絡的な図式になっているだけかと思うので、気にはなりません。

サイト主さんの仰る、本作のテーマには非常に共感しました。

そして自分なりの見解としては
SNSしかり、
役者しかり、
AV女優しかり、
先生、親、夫婦しかり、

『人は皆、いくつもの役割によって、いくつもの顔を演じているが、その人にしかできない役割もある。だからこそ、この現実世界は幸せに満ちている』ということです。

個人的にはウェディングドレスで寝転びながら語られるシーンが印象的でした。

「現実の世界で幸せを求めるも手に入れることができず諦め虚構の世界に幸せを見出す」七海に対して、お金を対価に差し出さなくては幸せ過ぎて耐えられないと言う真白。この言葉によって七海は、現実世界で幸せを見出すことができるようになったのではないかと感じました。

葬儀では、家族を演じていた者が本当の家族に間違われるという一見滑稽なシーンも、「誰かのために役割を担うことができる」という非常に重要なメッセージなのかなと感じました。

というか、滑稽であったり、クスっと笑えたり、それぞれ一つ一つのシーンが、非常に練られていますよね。

蛇足ですが、
七海=様々な顔=偽りの象徴
真白=真っ白=純粋の象徴
安室=架空の存在=虚構の象徴
と、名前から想像を膨らませたりもしました。
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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 05/16/2016 14:46:36
まめぞうさん
コメントありがとうございます。
考察に同意してくださって大変嬉しく思います。
私は鑑賞は2回止まりでした。3回観るなんて、中々の強者ですね笑
昔からの黒木華さんのファンなんですね。過去作で黒木さんと綾野さんが共演していたなんて、初耳でした。参考になります。

本当に、3時間とは思えない映画ですよねー。本筋のおとぎ話的なストーリーにも引き込まれるんですけど、個人的にはギャグシーンが大好きで大好きで。
結婚式で紀里谷監督が新郎役で出るところとか、黒木華さんの下ネタ発言。コメディ要素も素晴らしく、何回も観たいです。
早く円盤化されないですかねぇ笑

この映画、Yahoo!映画のレビューを観ると、最初はすごく評価低くてびっくりしたんです。読解力もいるし、ある種の違和感を覚える映画ですから、戸惑う人が多くて低い評価を付けてしまうんだと思います。「意味がわからない」のコメント一つだけで、星1つにする人も大勢いらっしゃいますし。

そういう方も、私の記事やまめぞうさんのコメントを見て、理解を深めてくれるといいですね。
岩井監督の続編はいつになるのか、、、期待ですね♪
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COMMENT:
AUTHOR: まめぞう
DATE: 05/15/2016 23:48:05
申し訳ありません。投稿がかぶりました。

ぜひ、続編のご感想をお願いします。
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COMMENT:
AUTHOR: まめぞう
DATE: 05/15/2016 23:37:43
こんにちは。

この記事、たいへん興味深く拝読しました。個人的な感想とほぼ一致しており、このような正確な論評をオープン空間に掲載いただいたことにまずは感謝いたします。ありがとうございます。

実は「黒木華という女優」について、全く知らなかったのですが、ちょっとした本当のちょい役出てきたのを見てすごい演技力だと感心してしまい、以後、ずっと出演作品はテレビから舞台から映画から追っておりました。その後、ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を獲得するに及び驚いた次第です。

この映画で自分の評価が完全に固まったと揺るぎない確信を得ました。

今回、この黒木華さんの偉大な演技力を引き立てたのは安室を演じた綾野剛さんであるのは疑う余地がありません。
私は安室に関しては、ご指摘の通り、現実世界と不可視境界線の彼方を結ぶ、そして基本的にはビジネスと割り切れるストーリーのキーパーソンでもあります。
その安室が最後の場面で見せる全裸シーンはスクリーンを通して自分の身体全体が火照るような刺激を与えてくれました。このシーンの安室は少し現実世界に引き込まれている、つまり、冷徹さの中に他人への気遣いができるということも感じました。それをもう1つの副業である俳優と称することで隠していると・・・。

「シャニダールの花」とは作品の色調が異なる展開を黒木さんと綾野さんが見事に演じきり、観劇が終わって何週間もふとしたタイミングに映画のことを思い起こさせる作品を仕上げてくれた。しかも前半と後半でモネとギュスターブ・モローくらい違う筆遣い。これをなしえたのは監督の力による部分が大きいわけですが、しかし、役者が監督の意図をくまなければ完成し得ない部分でもあります。黒木さん、綾野さん、Coccoさんの演技力と個性派俳優をうまく作品に反映させた監督に敬意を表する次第です。

3時間もの長編をあっという間と感じさせてくれる作品・・・。
3時間もの長編をまったく疲れず観劇できる作品・・・。
3時間もの長編なのに3回も劇場に足を運ばせる作品・・・。

一部の評価にこの作品を高く評価していないものが見受けられますが、これには同調できないので、正確な評価をしてくださる方がいらしたのを、とてもうれしく思っています。
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COMMENT:
AUTHOR: k2016
DATE: 05/11/2016 01:07:46
Machinaka様
返信ありがとうございます。

見終わった後、解釈をいろいろ考えたり、話したくなるこの映画はすごい作品だと思います。


・真白の母家のシーン
手続きを進める安室に対し、七海はかなりの困惑の表情でそれを見ています(黒木華のこの困惑の表情の演技、よかったです)。七海にとって真白は、お金なんて関係ない存在になっていたのに対し、安室は最後まで任務を遂行していた。仕事に忠実なロボットのような安室の存在を示していたのに急転直下の号泣。これも仕事で演技くさい流れなのですが、あそこまで泣きじゃくるというのは、自分にも重なる何かようなものがあって本当に泣いていると私は思いたいです。


・七海は安室が仕掛けたことをどこまで知ったのか?
あれこれ考えて、「1.すべて知った」「2.知らなかった」、このほかに「3.一部知った」の3つがあるのかなと思いました。

1.安室に別れさせ屋を仕掛けられたこと、真白が一緒に死んでくれる子を探してほしいと依頼していたことなどすべてを知り理解した上で、エンディングシーンの安室との握手。これが個人的には一番心がすっきりするパターンなのですが、はたして別れさせ屋などあれだけのことをされて許せるかどうか。

2.「知らぬが仏」で真白の友達が欲しいという依頼で自分が選ばれたと思っている。安室とはいろいろお世話になったとの思いで握手。これだと安室の黒い部分が残ったままで、また何かやるのではないかという感じがして個人的にはすっきりしません。

3.「真白が一緒に死んでくれる子を探してほしいと依頼していた」ことは知ったが、別れさせ屋などのことは知らない。結局、真白は七海を一緒に連れて行かなかったので、こちらも安室にはお世話になったとの思いから握手。この場合は、七海は安室の黒い部分を知った上での握手なので、2よりも安室に対するモヤモヤ感は少ないです。

個人的な解釈をつらつらと書いてしまいました。??が多いだけにわからない部分でいろいろ話が広がるすごい映画ですね。


エンディングでアルバイト代を受け取ろうとしなかったのは、真白と七海が雇う側と雇われる側というお金が発生する関係ではなくなっていたから、でも最終的に受け取ったのは、そこに真白の気持ちも入っていると感じたからだからと思っています。私の勝手な解釈ですが...。


お言葉に甘えてまた長文を書いてしまいました。私の個人的な思いを書き連ねたようになってしまいましたが、どうぞお許しください。


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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 05/10/2016 10:59:56
k2016さん
コメントありがとうございます。
原作を読まれるほどの熱心なファンの方に訪ねて頂くのは大変光栄です。

七海は基本的に安室の策略には気づいてなかったと思います。
ただ、真白の母と相続の手続きをする時に、相続代行者の安室が手数料としてかなりの札束を真白の残したお金からもらっていきますよね。
それを観ていた七海は、「安室はお金に汚いやつだな」と思ったかもしれません。相場は分かりませんが、明らかに貰いすぎです。

あそこで七海は、安室の本性が垣間見えたのかもしれませんね。細かいお金の話を積極的にしますからね。後で相談したりすればいいのに。この人はお金優先なんだと、嫌悪感を抱いたかもしれません。

そしてエンディングシーン。安室は七海に「アルバイト代」としてお金を渡そうとしますが、七海は一度拒否しますよね。

「もしかしたら、相続手続きの時にもらったお金なのかも」と感じてたのかもしれません。もちろん、亡くなった真白に対する遠慮もあったと思いますが、「安室のお金は汚い」と感じているのかも、、
というか、私にはそう見えました。

また何かお気づきの点ありましたらお気軽にコメントください。管理人の私がこんな長文書いてますから、どうぞご安心を!笑


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COMMENT:
AUTHOR: k2016
DATE: 05/09/2016 01:41:23
初めまして。しばらく映画鑑賞から遠ざかっていたのですが、岩井俊二監督の新作は見逃すことができないので、2週間ぐらい前に映画を見ました。
見終わった後、完全に映画の世界に引き込まれてしまって、しばらくの間「いい映画を見たー」という余韻がしばらく続きました。
ただ、いい映画を見た満足感とともに「????????」の部分も多数あったので、映画のパンフレットやネットでレビューを見たり、原作を読んで(原作は原作、映画は映画ではあるのですが)、本日再度鑑賞してきました。
そのあと、ネットで感想を検索してここにたどり着きました。考察や皆さまのコメントを楽しく(という表現でいいのかな?)拝見しました。ありがとうございます。皆さまの考察で見て納得した部分もあり「?」の数は減ったのですが、まだ疑問があります。

・七海は最終的に安室が仕掛けたことのすべてを知ったのか? すべてを知った上でラストシーンの握手なのか、本当のことは安室しか知らないのかで、七海と安室の人物像が変わってくるような気がします。
・すでに話題になっていますが、真白の母の家で突然泣き出す安室は本当の姿なのか、それとも演技なのか? いかにも演技くさい感じだったのですが、これについては、素の安室であってほしいと思っています。機械のように任務をこなしていく安室にも人間くさい部分があったと思いたいです。

見終わった後、この映画について誰かと語りたくなる作品ですね。(周りに誰も見た人がいないのが残念) 見終わった後もこんなに楽しませてくれる映画は久しぶりです。
いろいろ書きたいことがまだあるのですが、長くなってしまうのでこの辺で失礼します。長文を載せていただきありがとうございました。

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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 05/01/2016 18:17:47
ふかぽんさん
コメントありがとうございます。

インタビューの情報ありがとうございます。
ホテルの件ですが、優しく七海に話しかけてしまうと、安室が七海にとってヒーローのように映ったかもしれませんね。
冷たい安室で良かったと思います。

危機感を促したり心配の気持ちを持つ描写は、ホテルに居候するあたりから激しくなってるような気がします。

しつこく不動産屋紹介するあたり、どんな裏があるんだと思いましたけど、よくよく考えてみればたかが1人の不動産仲介なんて儲け少ないだろうし、本当に七海の衣食住を心配してたのかなぁと、ふかぽんさんのコメントを読んで感じました。

引越しのところは、完全な善意なんでしょうかね。全部粗大ゴミってところが面白かったですけどw

 


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COMMENT:
AUTHOR: ふかぽん
DATE: 04/30/2016 03:06:56
安室のことについてですが。

原作を読んだうえで映画を観たものですから、安室が七海に対して行ったこと(七海を騙して別れさせたうえで「一緒に死んでもいい」人を求めていた真白に会わせたこと)を考えると、こいつ悪いやっちゃ!と思っていたのですが。

しかし、「リップヴァンウィンクルの日々」というインタビューで安室を演じる綾野さんが興味深いコメントを残していました。
七海がホテルで「別れ屋」の男(安室が発注したのであろう)に襲われそうになったときに、助けを求められた安室が部屋に入り、シャワー室から出た後の七海を見て、「大丈夫、追い払いました」というシーンがありますね。
最初、綾野さんは優しい口調で台詞を言っていたそうですが、その後岩井監督から「七海に危機感が伝わるよう、冷たい口調で言うように」と言われたそうです。
おそらく七海は「別れさせ屋」の男からの誘いを警戒心なしでそのまま受けて、ホテルへと入ってしまったのでしょう。さらに、その後安室は「シャワーでも浴びといてください」というコメントを七海に記したら(ふつう、男に襲われるかもしれない状況でシャワー浴びさせるなんて、どう考えても怪しすぎますよね(笑))そのまま七海はびくびくしながらもシャワーを浴びちゃってるんですよね…。危機感がないにも程がありますよね…。
岩井監督が上のような指示を出しているということは、安室は仕事だから七海を欺いているとはいえ、やはり七海のことを心配している気持ちも持ち合わせているんでしょうね。
チョコレートを七海に渡すシーンでも、七海に対して自分との距離を指摘する際に、わりと冷たい口調に変化したのが引っかかっていたのですが、これも恐らく七海の危機感のなさを(騙す側でありながら)心配していたからこそ、安室なりに注意していたのではないでしょうか。

最後のシーンで安室は七海の引っ越し祝いをしに来ていますよね。

七海を騙していながらも、安室は安室なりに七海を助けようとしていた。
そう思うと、安室はやっぱり憎めない、いい奴にも思えてくるんです。

私なりの安室についての感想です。
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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 04/29/2016 11:44:58
torpedlos!さん
コメントありがとうございます。
最初は幸せな新婚生活と思いきや、転落に続く転落。黒木華さんがとても可哀想に見えましたね。
ある意味トラウマ映画だと思います。ただ、七海みたいな優しい女の人ってこの世にいるのかよっ!て訝って観てましたが笑

真白と生活するようになってからは、真実なのか夢なのか分からないぐらい、奇妙な世界でしたね。
そんな、ありえない世界を信じても幸せってあるもんだよってことを教えてくれる映画だと思いました。
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COMMENT:
AUTHOR: torpedlos!
DATE: 04/29/2016 03:33:18
3時間があっという間でした。七海がいつ、安室に(たぶん仕事の一つとして)旦那と別れさせられたことに気付いて、猫被りをとるように、キレまくるのかと、ヒヤヒヤしながら見てました。だから、自分は怖い映画だと思いながら見てました。すごい高いビルの上で綱渡りしているみたいな。「そういうのを取らないで済む。要するに真実を知らないままでも十分幸せならそれでいいじゃん」というのが意味かなと思いました。単純な感想ですいません。
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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 04/28/2016 17:40:21
きりぎりすさん
コメントありがとうございます。

母親が脱ぐシーンは、安室と七海が驚いたように、我々観客もビックリでしたね笑
ところどころアドリブ演技を入れたと祝い監督は仰っていますが、あの脱ぐシーンがアドリブだったら怖いですね笑

七海もそうですが、安室やランバラルのように、アニメや小説などの作品から引用することが多くて、付けられた名前の意味を考察すると面白いですよね。ちなみに安室やランバラルは、とにかく胡散臭い名前にしたかったからだそうです(監督談)。七海は結局死にませんでしたから、死を暗示するものではなさそうですね。結局名付けた理由は分かりません。

名前を沢山持っているのは、安室の場合は「役者だから」と言ってましたね。今回はSNSが多く登場するため、現実とネットの世界を分けるために名前を多く使ったのかもしれません。

公開から時間が経っているのに、まだコメントが来るのはこの映画ぐらいです笑

次回作が楽しみですね♪

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COMMENT:
AUTHOR: きりぎりす
DATE: 04/28/2016 01:02:26
今日観てきたばかりなのですが、直後はいろいろ示唆されているような、やっぱり謎だらけのような、もやもやした気分でした。一人で観たので意見も聞けないし、と思っていたところ、こちらにたどり着きました。解説ありがとうございます。
真白の母親がいきなり脱ぎだし、安室がそれに続いたのが腑に落ちなかったのですが、AV女優になった娘を頭ごなしに拒否(ビデオに出られないよう顔を殴るというのは母親の愛情かもだけど)していたのが、遅まきながら娘の気持ちに寄り添ってみたのかなと今は思っています。安室が号泣して脱いだのは未だちょっと腑に落ちてないのですが、母親に同調することで内輪のお葬式というか、お悔やみの意味(酒盛り=精進落とし)なのかなと思いました。
主人公がクラムボンとかカンパネルラとか宮沢賢治の童話にちなんだ名前を使ってたのは死を暗示してたのか、と思いましたし、「人が名前をいくつも持っている」というところからゲド戦記なんかも連想しました。飛びすぎですかね。
勝手なことをつらつら書いてすいません。
色々な意見を沢山読めて楽しかったです。
ありがとうございました。

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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 04/25/2016 13:44:41
nnmさん

考察、非常に的を得ていると思います。私の記事よりとても分かりやすく説明されていると思います。

特に、「一般的な幸せ」というのを考えさせられる映画でしたね。一般的には、ネットでの恋愛ってまだ偏見あると思うんですけど、この映画では肯定的にも描いているのが好きになれます。

エンディングのシーンは、ベタ二匹に象徴されるように、まだ真白との別れを引きずっているようにも感じますが、前向きな表情で空を見つめてるんですよね。
真白のことだけでなく、将来を見据えているような感じにもとれました。

余談ですが、映画の記事ってアクセス数の移り変わりってとても激しいのですが、岩井監督の記事はコンスタントにアクセスがあるんですよね。流行に流されない魅力みたいなものがあるのかな。
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COMMENT:
AUTHOR: nnm
DATE: 04/24/2016 17:05:03
初めまして。
1週間前に鑑賞しまして、他の方の感想や考察を聞きたくなってこちらにたどり着きました。
鑑賞直後の私の感想を、書かせていただきたいと思います。

世間一般の幸せは、必ずしも幸せではない。
運命の相手は、異性であるとは限らない。
その運命の相手とは、結婚や一生を共に過ごす必要はない。
しかし誰にでも、運命の相手がいるということ。
七海は真白や不登校の学生にとって必要な存在であったこと。
人は誰もが、誰かに必要とされているし、心の繋がりを持つことができる。

以上が岩井監督ファンであるわたしが、監督からの優しいメッセージとして受け取った内容です。  

ラスト、七海が左手薬指を見つめているシーンが
そのメッセージを象徴しているようで一番心が震えました。 

長々とただの感想を書き込み失礼しました。
私の感想も、どなたかにとって興味深いものであったなら嬉しいです。
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COMMENT:
AUTHOR: です
DATE: 04/19/2016 23:17:01
こんばんわ。

天皇の料理番で黒木華さんを知り、演技力が凄いなと思って今回観てきましたが、私は彼女の家を追い出されて流離う場面が特に印象が強かったです。

映画となると、監督の世界感とかもありますし、単なるTVドラマと違い後々まで楽しめてるような気がします。周りの俳優陣も充実してましたね。ラストに出てきた真白の母親もかなりのインパクトだったと思ってたら、歌手のリリィだったのはビックリでした(笑)

 

 

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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 04/19/2016 15:11:48
です さん

コメントありがとうございます。

狐の嫁入りとは考えもしませんでした!
映画では結局ハッピーエンド?みたいな形で終わりましたけどね。

黒木さんはこれを皮切りに大ヒットしそうですよねー。彼女の「くそー」や「ばかやろう」などの似合わない発言は可愛くて映画館でキュンとしました笑
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COMMENT:
AUTHOR: です
DATE: 04/19/2016 01:32:10
昨日鑑賞してきました。猫の被り物の予告を観て、花嫁という題名から、「狐の嫁入り」を思い浮かべていました。3時間の長さでしたが、???と思いながら目が離せない時間でした(笑)映画を観終わってから、更に内容を考える事が出来るのは非常に印象に残った映画だからだと思っています。

黒木華さんの演技力には脱帽するしかありませんでした。
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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 04/18/2016 16:43:11
ご明察です! 男です笑

岩井監督は言葉の響きを大切にされるみたいなので、「ランバラル」という響きが気に入ったのかもしれませんね。

私の中では1番シロッコが悪者だと思ってます、カミーユの影響かな笑


安室は酷い男になったり、良い男になったりしますが、
安室からしたら、七海は「チョロい女」として見下してたのかもしれませんね。浮気調査を依頼した時に、「七海さんは1日で落とせますよ」的な発言してましたから。
そんな七海だから、真白との心中相手にピッタリだと判断したのかもしれませんね。

良い悪いは別にして、一度で良いから安室に会ってみたいですよね! メイドの仕事はお断りしますが笑!

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COMMENT:
AUTHOR: コウ
DATE: 04/18/2016 14:51:01
サイト主様は男性なのですね(と先程気づきました)。
ただの呟きみたいなコメントにありがとうございます。

>シロッコ w

女をたらさないシロッコですか?安室

作業員の格好してシャワーまで浴びさせてもそっちに転がらなかった安室に

おおー(手を出さなかった)

と感心したのですが。

しかし真白の依頼
「1人で死にたくない」

「友だちがほしい」

に変換して七海を嵌めるなんて、安室ヒドイですね(^^;)
目的の為なら誰かが死んでもいい、という理屈は赤い人っぽいなと、またコロッと見方が変わりました。

あと何回転がってしまうんだろう。。。
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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 04/17/2016 23:53:39
コウさん

コメントありがとうございます。
切り口が多すぎて何から口に出していいか悩みますよね笑

ガンダムのキャラクターに勧善懲悪という言葉は似合いませんけど、連邦軍のアムロ(安室)が善で、ジオン軍のランバラルが悪という構図になってるような気もします。アズナブルにしなかったのは、、ありきたりでつまらなかったんですかねー笑

でも、私的にはランバラルの男気っぷりにはグッとくるところがあるし、彼の愛機のグフも大好きなので、悪者にして欲しくなかったですね笑

悪者なら「シロッコ」とかの方が向いてると思うんですけどね笑
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COMMENT:
AUTHOR: Machinaka
DATE: 04/17/2016 23:39:19
ばななさん

コメントありがとうございます。

パソコンでの家庭教師は、七海の生活の変化を表すための象徴だったり、現実と虚構の間の通信手段だったのかもしれませんね。

真白が死に方を決める場面は、仰る通りベットでの七海に対する質問が決定的だったと思います。にしても、七海が死んだと勘違いしてた時の安室の冷酷っぷりに怒りすら覚えてしまいました笑 もちろん、ヘラヘラしている葬儀屋も「二人の死に水を差すなよ!」って思いました。
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COMMENT:
AUTHOR: コウ
DATE: 04/17/2016 23:13:34
初めまして。Yahoo!の評価が低い?に驚いた1人です。私は3時間あっという間に感じつつ、中身濃くて楽しました。
みなさんのコメント楽しいです。私もまとめようと思いつつ観て何日過ぎてしまったんだろう…。

とりあえず、一点だけ。
安室の善悪がコロコロ変わるので、はなから無い、という見方は新鮮でした。
でも安室はランバ・ラルでもあるから(別れさせ屋との会話でそう聞こえたような?)ああ、ニクいヤツなんだな、と。

ランバは胡散臭いというより、人間臭いオッサンです。敵のアムロに「戦う上で勝つ」ことに開眼させた男です。

生きるために戦う、でなくてね。

SNSでのHNがアズナブルだったら、目的の為に手段選ばずな酷い男だったでしょう。ランバを選んだところに岩井監督の想いがあるような気がしました。
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COMMENT:
AUTHOR: ばなな
DATE: 04/16/2016 03:20:56
みなさんの解釈、とても興味深く読ませていただきました。教師として声が小さいのは致命的と言われ、生徒からマイクを渡されていた七海が、最後に大きな声で安室を見送るシーンで七海の成長が見えました。
そして現実と虚構の橋渡しである安室と、命綱のような存在であるパソコンの中の女生徒。嘘だらけの設定の中で、唯一本当だったのがこの女生徒との繋がりのような気がします。だから彼女との繋がりだけはなくならなかったのかなと。
また、真白が毒タコの水槽に手を入れている時には七海を道連れにしない決意をしていたと解釈しているようですが、私は2人がベッドで真白が一緒に死んでくれる?と聞いて七海がいいよと答えたからひとりで死ぬことにしたのではないかと思いました。多分、いいよと答えてもらったことで幸せをもらい、対価を支払うために道連れにしなかったんじゃないかなと。
 
せっかくなので、私の勝手な解釈も書かせていただきました。
ありがとうございました。
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