こんにちは、Machinakaです。今回批評するのはコチラ! 

 

 

「リリーのすべて / The denish girl」 

 

 

 

 

2016年 アカデミー賞助演女優賞のアリシア・ヴィキャンデルさん、昨年アカデミー賞主演男優賞のエディ・レッドメインの2トップでお送りする映画です。 今年はディカプリオに主演男優賞の座を明け渡しましたが、2年連続でノミネートしましたのは凄いです!

 

1.あらすじ 

 

 

「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したトム・フーパー監督と、「博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞の主演男優賞を手にしたエディ・レッドメインが、「レ・ミゼラブル」に続いてタッグを組み、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を描いた伝記ドラマ。1926年、デンマーク。風景画家のアイナー・ベルナーは、肖像画家の妻ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自身の内側に潜む女性の存在を意識する。それ以来「リリー」という名の女性として過ごす時間が増えていくアイナーは、心と身体が一致しない現実に葛藤する。ゲルダも当初はそんな夫の様子に戸惑うが、次第にリリーに対する理解を深めていく。第88回アカデミー賞で主演男優賞、助演女優賞など4部門でノミネートを受け、ゲルダを演じたアリシア・ビカンダーが助演女優賞を受賞した。

 http://eiga.com/movie/82988/ 

 

エディ・レッドメインとしては、「博士と彼女のセオリー」と同様に実話ベースの映画です。一番の見どころは世界ではじめて性転換手術をした男性ということですね。成功例もない中、彼はどんな気持ちで手術を受けたのか・・・

 

2. エリート街道をひたすら進むエディ 主役のアイナー・ベルナー(性転換後:リリー・エルベ)を演じるのは大人気のエディ・レッドメイン!!

 

 

 

 

もはや日本でも知名度は高いと思います。英国俳優の中でも飛ぶ鳥を落とす勢いの大人気俳優です。 お父さんは銀行の頭取という由緒ある家系です。英国でも最高位の階級なのでしょう。

 

なんとエディ・レッドメインは、ウィリアム王子と同級生だったとか!! 若ハゲが目立ちますけど、日本にも訪れて話題になりましたね。 

 

 

 

こちらはラグビーをしているレッドメインとウィリアム王子たち。やはり全員、白人ですねー。

 

 

 

 

3. 英国紳士一番の稼ぎ頭や!! 

 

 

彼を世界に知らしめたのは、間違いなく「博士と彼女のセオリー」でのホーキング博士でしょう。 「統一理論」という、この世のあらゆる物理現象に共通する理論を打ちたてた功績を持って博士の学位を修得。 それだけにとどまらず、人工知能の研究にも貢献。2016年現在でご存命の方です。 彼が学生の頃から、70歳のおじいちゃんになるまでを演じるという、とてつもなく長い年月の演技をこなしています。

 

また、ホーキング博士はALS 筋萎縮性側索硬化症を学生時代に発症し、現在も直っていません。ALSとは、行動を伝達する役目である神経が徐々に壊れていき、神経を使った行動伝達ができなくなる病気です。簡単にいえば、体が徐々に不自由になってしまう病気です。

 

世界的にアイスバケツチャレンジで知名度が向上しましたね。 

 

学生からおじいちゃんまでを演じるだけでも大変なのに、ALSという大病の演技もしなければいけなかったのです。演技のハードルは非常に高いです。しかし、エディの演技は各国で大絶賛され、本人のホーキング博士からも大絶賛をもらったほど。

 

学生の時のホーキング博士と奥様。 もはや瓜二つですよね。 

 

こちらは子どもが生まれてからのホーキング博士の役) この時には既に両手両足が動いてなかったと記憶しています。 

 

これがおじいちゃんのホーキング博士の役 もはや学生の頃の面影はありませんよね。独特の笑い顔をしているのは、両手両足に加えて「顔」自体にALSが進行しているためです。最終的には喋ることも出来ずに、「眼球」だけで演技するシーンもアリました。 もちろんアカデミー賞受賞。納得です。 

 

 実話モノに多く出演していると思いきや、、、、 なんと、ハリーポッターシリーズの前日譚となる映画「ファンタスティック・ビースト」の主役に大抜擢されました!! もはや敵なしのレッドメイン。。圧倒的な経歴と業績がありすぎて、もはや嫉妬すら覚えません笑

 

前作で学生からおじいちゃんの演技に加えてALSという大病を演じました。そして本作では美しい女性に変身する様までを演じています。もはやどんな役でも対応できるんじゃないのかと思ってしまいます。

 

 

 4. 映画の感想

 

 実話ベースでセクシャルマイノリティーの苦悩を描いているため、単なる娯楽作品とは一線を画します。

 

いわゆるアカデミー賞に出すべき「文芸映画」といったところでした。 でも、ただの文芸映画ではありませんでした。 

 

目に映るもの全てが新鮮で、強烈なシーンの連続でした。 徹底的な役作りで演技に臨んだエディ・レッドメインは本当に凄かった。 

 

後ほど詳しく説明します。 5. 映画の見どころ 色々見どころはあるのですが、、 

 

なんといっても主役のエディ・レッドメインの演技に脱帽です!! 

 

日本でもいわゆる「オネェ系」のタレントさんが増えていて、「見た目は男・中身は女」の人がいても当たり前な世の中になってきました。

 

ドキュメンタリー番組でもよく取り上げられますよね。 ちなみに、日本で初めて性転換手術をしたのはカルーセル麻紀さんですよ!! 

 

1961年の19歳の時に去勢手術(ペニスを切り取る)を行い、1973年に性転換手術(膣を作る)を行いました。

 

手術当時は高熱にうなされて死にかけたとの話をされていてますが、本作のエディ・レッドメインも手術後は高熱にうなされて、苦しむ様子が描かれています。 カルーセル麻紀さんの手術話も凄いですけど、エディが演じたアイナーは1930年でしたからねー。 

 

この映画が他の映画・番組と一線を画すポイントは、女性への転身を望む「既婚者」男性の苦悩を隠すことなく描いている点にあります。 

 

エディ演じるアイナーは、美しいゲルダを妻に持っていました。皮肉にも妻によって女性への目覚めが起きてしまうのです。 

 

アイナーは鏡の前で裸になり、女性の体に近づくため「驚きの」行動に出ます。 なんと男性の象徴であるペニスを股で隠し、胸を寄せて谷間を作るのです。ここまで一切モザイク無しです。もちろんペニスは丸見えです。 こんなこと日本映画では絶対できないですよ。凄いのは、真面目な文芸映画であっても、隠すこと無く性器を露わにするという点。 一瞬しか見えませんでしたけど、驚きましたね-。 以上です!

 

 

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