建物の旅の最後は犬山市にある明治村。
犬山市は犬山城に来て以来。
今回は残念ながら、お城に行く時間はなく、明治村へ直行。
ここには60を超える建造物の中、11の重要文化財がある。
欧米の様式・技術・材料を取り入れ、近代建築の素地を築いた芸術上、歴史上価値ある建造物が取り壊されるのを、解体し、移築された明治村。
今回は取り敢えず、重要文化財を主に回った。
聖ヨハネ教会堂。
西郷従道邸。
東松家住宅。
宇治山田郵便局。
こんなおしゃれな郵便局、取り壊されなくてよかった!
東山梨郡役所。
聖ザビエル天主堂。
重要文化財ではないけれど、素晴らしい。
ここで一番見たかったのは『帝国ホテル中央玄関』
建築界の巨匠として名高いフランク・ロイド・ライトによって設計され、1923年建設された。
大谷石やテラコッタに施された多彩な幾何学模様が目を引く。
壁画や彫刻、家具、敷物、照明器具や食器のデザインに至るまで、ライト自身が手がけたというこだわり。
ここで、ちょっとひと息。
マンゴーケーキ。
小倉クリームドッグ。
どちらもおいしかった!
至る所に美しい紫陽花が歩いて、植物の手入れも完璧だった。
60を超える明治建築をひと言に解体、移築と言うけど、その労力は計り知れない。
コスト的にも莫大な数字だと思う。
それらが保存されたことによって、今もこれからも鑑賞できる喜びにつくづく感謝した。
本当に充実した建築の旅だった。