岐阜県は飛騨高山、美濃、下呂温泉などに行った事がある。
下呂温泉の効能は私に知る限り、ベスト3に入る。
白川郷には3回行った。
しかし、岐阜市は通過しただけで、降りたことはなかった。
駅前には金ピカの織田信長公とロカベリーのダンサー。
で、何故にここへ来たか。
それは益田ミリさんのエッセイで紹介されたのが、事の発端。
彼女が岐阜市の図書館に一週間も通ったというエピソード。
はて?
調べものなら当然、都内の図書館、もしくは国会図書館では?
そしてそのナゾが解けたのはテレ東の『新 美の巨人たち』
そしてその映像を見て、2人で口を揃えて
「絶対行かなくちゃ」
今回の1番の目的がここだった。
バスで10数分。
ワクワクする心を落ち着かせて…
うわー!
TVで映像は見ているのに、思わず声が漏れる。
絵本コーナーでは
優しさ溢れる夢のような空間。
この図書館はこどもだけの優しさではなかった。
何のお部屋?と思ったら…
他にこんなものも。
遊び心に思わずうふふ…
この設計者は伊東豊雄氏。
調べてみたら私がよく行く地元の美術館も彼の作品だった。
あまりの感動に鳥肌がたった。
親子連れの平和なシーン。
更に大勢の若い人達が熱心に机に向かっている姿に胸が熱くなった。
間違いなく岐阜の未来は明るい。
本に親しむこんな素晴らしい環境に育った若者は、知的好奇心や想像力を膨らませ、将来を明るく築いてくれると確信した。
疲れたらデッキで外の空気を吸って…
隣のスタバでコーヒー飲んで…
こんな周辺に住む人達が心底羨ましかった。
せっかく来館したのだから、一冊棚から取り出して見た。
ここだけでも今回の旅行の喜びを十分満たしてくれた。
しかし、まだ建物の旅は終わらなかった。
つづく。