ちょっと前に読んだ一冊。
この人の哲学に魅了された。
自身の作品に銘を打たないのを、周りの人に
「銘を打たないと偽物が出回ります」
と言われても、
「それが素晴らしければ、それも本物でしょう」
と、全く意に関せずだったと言う。
去年、河井寛次郎記念館に訪れて、益々この人の全てに魅了された。
銘がなくてもすぐわかる…
今年もここを訪れる予定。
ちょっと嬉しいエピソードがこの本の中にあった。
寛次郎41歳の時、柳生宗悦と共に牛の戸焼の開窯に立ち会ったと記録されていた。
随分前に、実家から貰ってきた牛の戸焼き。
かなり気に入っている。
意外と何を乗せても違和感がない。
去年末に読んだ夏川草介の「スピノザの診療所」
そこに出てくるいくつかの京都の銘菓。
都内でも手に入るのは恐らくこれだけだと思う。
地元のデパートの「京都展」に寄ってお茶の友に買った。
湯呑みは清水焼。
もうひとつ「竹取物語」
カット売りされていたので即、ゲット。
以前はデパートのネットで買っていたけど、結構ボリュウムがあって、カット売りは大歓迎。
でもこの季節、ゆっくり室内でお茶していられない。
なんてたって今は5月なのだから。
この季節の女王は言うまでもなく薔薇だけど、我が家に紫シスターズが美しく咲いている。
いと美しき五月に
すべてのつぼみほころびぬ
わが心の中にも
愛は花開きぬ
ハイネ「「いと美しき五月に」