娘は生まれつきの重症アトピー性皮膚炎で、小学の高学年、高校は特に酷かった。

 

社会人になって、更に重症化し、多くの医療機関や漢方薬局に通い、ありとあらゆる治療を受けてきた。

 

 

昨年の春、夫が見つけた新薬の注射によって治療効果の高い方法を紹介している都内の病院で治療を始めた。

 

 

その治療は高価でかなり痛い注射だけど、徐々に効果は現れ、半年くらいにはかなり改善した。

 

 

一年たった今ではほぼ、アトピーの症状は嘘のように見られなくなった。

長年苦しんできたのを忘れるような、劇的な改善だった。

 

 

治療は続くけど、あの苦しい過去を思うと医学の進歩にただただ感動し、感謝する。

 

 

 

娘にはもうひとつ、一生治療を続けなければならない持病がある。

 

 

定期的な検査と治療薬をもらいに通院している。

 

先日、病院から帰ってきた娘が

「私の手を見て看護師のAさんに『ずいぶん綺麗になったね』って言われた」

 

 

 

5年前、その病気が発覚して、私もその時、病院に同行した。

血液検査のための採血の時

「アトピー、可哀想にね」

と、荒れたひどい状態の腕に何処に針を入れようか、迷いながらつぶやかれた。

 

 

その看護師さんに今回、笑顔で手を広げて見せたという。

 

すると、Aさんも笑顔で

 

「私も嬉しい」

 

 

と、言ってくれたという。

 

 

毎日、多くの患者に接して仕事をしている立場の人は、一人一人の患者も、病気も当然な環境の中にいる。

でなければ、冷静に仕事はこなせない。

 

 

それでも、「私も嬉しい」と言っていただいたAさんに、私は胸が熱くなった。

 

 

 

NHKの「病院ラジオ」で紹介される重篤な病気を抱えている人の、その辛さを抱えながらも自分の胸中を話す姿に涙がこぼれる。

 

 

その人の前向きな精神力。

 

 

もちろん、その人の持っている力もあるけれど、家族や友人も大きな支えになっている。

 

更に、その医療スタッフの方々の寄り添った温かい治療に患者さんの気持ちはどれほど大きな力となっていることか。

 

 

 

近くのお店で友人ご推薦のエクレアを娘が買ってきた。

 

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まずはモンブラン。

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ほうじ茶。

 

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季節限定、ゆずレモン。

 

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ごちになりました!