伝統芸能稽古事のススメ | 豊嶋真千子オフィシャルブログ「曲豆山鳥日記」Powered by Ameba

伝統芸能稽古事のススメ

昔から6月6日は習い事を始めるのに良い日とされているそうです。ほぉ照れ









さて、習い事といえば、

私が現在やっている習い事は、


○義太夫

○日舞

○弾き語り(ギター)


の3つです。







このうち、日舞は今少しお休みしています👘









さて、今日はこの中から、

義太夫の稽古についてお話を。






まず、私が義太夫を習おうと思ったきっかけは、

業界の大先輩であり尊敬する京田尚子さんに、

「今までやってきたことで、やって良かったこと」を伺った際に、



「義太夫」


というお話があったからです。






「ん?!?義太夫、、とは?はて??」

となった私は、その後義太夫というものを知るために「義太夫教室」に一年間通うことにしました。







この「義太夫教室」は義太夫協会が主催しておりまして、週に一回、講義と実技を習うことができます。実技はプロの女流義太夫の方から直接指導していただけるので、義太夫を肌で感じられる貴重な時間となりました。








またこの教室で年齢性別を問わない義太夫友達ができ、一緒に義太夫について語ったり、練習したりできたので、とても楽しく学ぶことができました照れ✨️

実は卒業発表会の前に自主的に合宿練習を行ったこともあります。昼は練習、夜は女子トークに花が咲き楽しかったなぁニコニコ









あ、話がそれましたが、

私が「義太夫教室」へ通うことにした理由は2つあります。



1つは「義太夫とはなにか?」を知るため。

不勉強で申し訳ないのですが、私はそれまで義太夫を聴いたことがなかったので、義太夫とはどういうものなのか全く知らなかったのです。






2つ目は「自分が義太夫を語ることを楽しいと思うか?」。これは、人には向き不向きがあるので、私自身が義太夫に興味をもち、習い事として続けていきたいと思うかを見極めるためです。








結果、、


義太夫の面白さに目覚めてしまいました指差し






「義太夫」をまだ聴いたことのない方はぜひ、

こちらをご覧下さい。

義太夫協会のYouTube


私が現在教えていただいている、

竹本駒之助師匠の語りがご覧になれます。








「義太夫」の面白さ、、

これは人によって感じ方が違うと思いますが、

私は今っぽくいうのであれば、

「エモい」ところが好きです。





今も昔も人間関係や家族の絆、変わらないなぁと思うところもあれば、昔だからこその義理人情やその時代ならではの命をかけたお努めなどもあり、笑える部分や怖いシーン、泣ける場面が沢山あります。






現代語ではなくわかりずらいところもあるかもしれませんが、最初は解説文や床本などを見ながら聞けば、お話も分かりやすいかもしれません。








そして、声の仕事においても、非常に良い影響があると感じています。





一息で長く喋れるようになったり、お腹の奥の奥の方から声をだすので(これは私の体感です)、すごく低い音から高い音までいろんな音を喉に負担をかけずに出せるようになった気がします。







とにかく、普段の仕事や生活では使わない、音域や音の出し方、音量を出すので、自然と声の領域が広がったりブレスコントロールが以前よりもできるようになったと思います。









ということで、

習い事の吉日にちなんで、

いつもよりも詳しく義太夫について語ってみました。






どうですか?

これを読んだ声優の皆様、

「義太夫」やってみたくなりましたか?






どうぞお待ちしていますおねがい


ちなみにこちらに、それぞれのお師匠さんの詳しい稽古場情報がでております。


義太夫お稽古場情報








そして、

私は現在は、人間国宝の竹本駒之助師匠にお稽古をつけていただいてます。





毎回毎回、

「んー、難しい泣き笑い

と思いますが、





駒之助師匠が丁寧に指導してくださる貴重な時間をムダにしないよう、少しずつでも、義太夫節を身体に染み込ませていきたいと思っています。







ちなみに、義太夫は、

語りを担当する「太夫」さんと、

伴奏をして下さる「三味線」との、

共演となります。





私の時は、鶴澤津賀花さんが生でお三味線を弾いてくださり、贅沢なお稽古をさせていただいております。










語って汗だくになったあとに食べる昼食は、
本当に美味しいです照れ