『文楽』観賞。「加賀見山旧錦絵」
本日は3月1日。
一粒万倍日ですね✨
この日になにか始めたり、お財布使い始めたりすると良いそうですよ
さて、気づいたら3月に入り。
2月は蔓延防止法もでていますし、お仕事とにゃんこの動物病院、習い事以外は比較的家で大人しくしていました。
実は2月に「ラマンチャの男」ファイナル公演のチケットをとっていたのですが🎟️、こちらも新型コロナの影響で中止となってしまいました
めちゃくちゃ残念です…。
以前「ラマンチャの男」を観に行き、その面白さと松たかこさんの存在感に痺れまして。今回ファイナル公演ということで、アルドンサ役に松さんがキャスティングされたこともあり、是非目に焼き付けておきたいと楽しみにしていたのです。
もう、本当に、コロナのバカバカバカ
出演者の皆様もスタッフさんもきっととても残念に思っていらっしゃいますよね。私も主催者側にたったことがあるので、今回はどちらの気持ちも痛感する出来事になりました。
お芝居やライブ、様々なエンターテインメントがこの制約の中なんとか行われていることを考えると、1日も早く不安や緊張の中公演を行わずにすむようになってくれたらと願わずにはいられません。
さて、そんな2月でしたが、
楽しみにしていた『文楽』の公演は、
なんとか再開されたので、
行ってまいりました
私のお目当ては、↑第二部の『加賀見山旧錦絵』。かがみやまこきょうのにしきえ、って読みます。
今ちょうど義太夫のお稽古で、この演目の「廊下の段」を教わっているので勉強させていただきました。
ちなみにこの日は、「草履打の段」「廊下の段」「長局の段」「奥庭の段」が上演されました。
このお話はすごくざっくり言うと、
主君の仇討ちのお話です。
主な登場人物はほぼ女性で、
お家のっとりを企む(悪役の)岩藤、
邸に仕える中老の尾上、
尾上の召し使いのお初、がでてきます。
「草履打ちの段」で、
岩藤が中老の尾上をパワハラをして草履で打っていじめます。尾上はじっと耐えます。
実は尾上はお家転覆を企む岩藤の密書を拾ってもっていたのです。
この段は義太夫教室に通っていたときに教わり、みんなで語りました。みんで分担して語っていくのも、練習するのもとても楽しかったなぁ
続いて「廊下の段」
ここでは、尾上の召し使いの初も、岩藤のパワハラにあいます、、でも、じっと耐えます。
(説明はすっごく簡略しているので、お許しください)
そして、「長局の段」
岩藤にいじめられた主、尾上を心配する初とのシーン。尾上に文の使いに出され、しぶしぶ外に出たものの(心配なので離れたくない)、不吉な胸騒ぎが、、
焦って戻ってみると、、
尾上が自害していました!!!!!
尾上の亡骸をみつけたお初
「おそかった、おそかった、おそかったわいのう!!!」
この場面、泣いちゃう
そして、お初は主のかたきを打とう!と決心するのです。
「奥庭の段」
ここでついに憎っき岩藤と対峙します。
見事仇討ちをしたお初は、2代目尾上となります。(省略しすぎでスミマセン)
「長局の段」の織太夫さんの語りと三味線の掛け合いがとても迫力があり、それでいて繊細で、とても素晴らしかったです。人形も可愛らしい動きや、悲しみ、怒りを全身で表現していました。会場も熱い拍手で包まれていましたね
ということで、久しぶりの『文楽』でしたが、
じっくり観賞することができ大満足でした