ねこ太(中3)、

「はてしない物語」という本を読みました。

ミヒャエル・エンデの児童文学です。

 

 

 

家庭や学校に居場所がなく、

自分に自信のない少年が主人公。

ひょんなことから物語の世界に入り込み、

女王から与えられた力を使って、

崩壊していく世界を救います。

 

しかし後半。

その力を使ううちに、

主人公は少しずつ現実世界の記憶を失っていきます。

すべての記憶を失うと、

もう現実世界には戻れません。

最後は名前以外のすべての記憶を失うところまできていましたが、

仲間たちの助けによって現実世界に戻ることができます。

めでたしめでたし。

 

簡単にいえば、

自分探しの旅がテーマで、

壮大で哲学的なお話です。

 

ねこ太の普段の読書傾向を考えると、

なぜこの本を?と思うのですが、

夏の吹奏楽コンクールで、

この本にまつわる曲を演奏するので、

全員読むようにと顧問から言われたためです。

 

上下巻読み終えました。

そして、

PTA新聞の担当者から

コンクールに向けての意気込みを書いてくれと原稿依頼が来ました。

 

ねこ太は、「はてしない物語」のあらすじを書き、

この物語のスケール感や感動を演奏で伝えたい。

といったことを書いたのですが、

物語のあらすじがだいぶ違うというか、

そこじゃないだろう。というポイントで書いていました。

 

きっと理解して読んでないというか、

興味がないなあと思いながら文字だけ追ったのだと思います。

容易に想像がつきます。

興味がない本を強制的に読まされるのも、

とてもよい機会だと思ったのですが。

 

 

話は変わりまして、

ねこ太(中3)が進学希望している高校で

文化祭がありました。

ねこ太は先週から風邪をひいていて、

金曜日は微熱で早退したので、

行きませんでした。

 

その文化祭に行ったママ友からラインで写真が届きました。

廊下に、

今年の大学合格者一覧が貼り出されていて、

それを全部撮って送ってきました。

そんなにいらないのに。という枚数を。

 

高校のHPでは、

合格実績は大学名だけなのですが、

学部や学科まで記載されていたので参考にはなりました。

 

しかし、気になったことがありました。

ママ友が「難関大以上にこんなに合格してるよ」

などと書いてきたのですが、

貼り出されているのは合格実績です。

 

優秀な一部の生徒が、

複数の合格を出しているに違いなく、

実際の進学実績はだいぶ違うものになるはずです。

よって、

貼りだされている合格者数は、

卒業生の数の倍以上になっていて、

浪人生も何割かいるので、

それを丸ごと信じてはいけないのです。

 

しかも、

高校のHPの進路実績のページには、

4年制大学、短大、専門、就職、浪人の区分けがあるだけで、

こっちを詳しく載せる気はないようです。

知りたい情報はむしろこちらなのに。

 

まるで予備校や塾の宣伝広告のよう。

他人や過去の卒業生がどこに合格しているかは、

本来我が家には関係のないことなのですが、

ねこ太が希望している高校が、

こんなケツの穴の小さいことをする学校なのかと思ったら、

かなりがっかり。

裏切られた気分です。