最近では特番でしか見ませんが、

ねこ太(中3)は、小学生の頃、

「大改造ビフォーアフター」が好きで、

毎週録画して見ていました。

お家をただ建てるのではなく、

トラブルを解決していく過程が楽しいのだと思います。

だから、トラブルはでかければでかいほど、

おもしろいです。

 

で、漫画のご紹介です。

「一級建築士矩子の設計思考」は、

タイトル通り、

一級建築士の女性が主人公です。

 

 

 

 

主人公、一級建築士の古川矩子(かなこ)さんは、

青森出身のお酒が大好きな女性です。

7年間、設計事務所に勤めた後、
東京亀戸に立呑み屋さんを併設した小さな小さな個人事務所を設立しました。

 

クライアントや近所の人、

トラブってる業者さんと

ちょっと一杯飲むことで、

本音で話して、

トラブルを解決していくお話です。

これはまるで、

「駅弁刑事神保虎之介」とおんなじスタイル( ´艸`)。

 

絵の描き方がよくいえば個性的で、

人のバランスがおかしくて気になりますが、

そこは無視してください。

 

建物を建てる際の法律は多義にわたっていて、

こんなにも法律を遵守して建物は作られていくのだなとわかります。

給排水や換気ダクトの位置などにも規定があったり。

高層の建築物だと、地域住民への告知方法まで決まっていました。

 

2巻は、一級建築士の試験内容について詳しく書かれていますが、

合格率僅か10%の超難関国家試験なのだそうです。

1巻を読んでくじけそうになりましたが、

2巻読んで、続けてよかったと思いました。

 

著者は、

一級建築士と一級建築施工管理技士という資格保持者。

知識がある人ならではの漫画です。

知らないことが知れるってだけで楽しいので、

知らないお仕事系漫画があると、

ついつい読んでしまいます。

 

「百聞は一見に如かず」で、

建築系は絵で見るのがとにかくわかりやすい。

建築家が主人公の小説では、

たぶんここまで理解できなかったと思います。

 

胸が異常に大きい女性が出てくるのは気になりますが、

建築家に興味がある中高生向けにもオススメです。