「Dr.Eggs ドクターエッグス」という漫画を読みました。

表紙の絵でうっすらお分かりかと思いますが、

著者は三田紀房さん。

「ドラゴン桜」の作者です。

 

 

 

担任の先生が勧めるがままに、

熱意もやる気もないのに、

なんとなく、

地方の医大に合格してしまった主人公が、

人として成長する姿を描いた漫画です。

 

医大生はとにかくたいへん。

最初からたいへん。

何もかもたいへん。

中でも最初の大きな山場は

2年生で行われる解剖実習だそうです。

 

主人公は現役合格なので、まだ10代。

10代にして、人の死に強制的に向き合わされるのです。

ショックで具合の悪くなってしまう学生もいます。

 

でも、解剖実習があるのは2年生のみなんだそうで、

「もうちょっと丁寧に見ておけばよかった」などと後で思っても、

もうチャンスがないよと

後悔しないようにちゃんとやっといた方がよいよと先輩から教わり、

主人公は、真剣に向き合います。

それから人の死に対する尊厳のようなものも

実習を通して学んでいきます。

 

解剖時の様子が生生しく描かれていて、

凝視したくないシーンもありますが、

もしお子さんを医学部に入れたいなどという親御さんがいましたら、

オススメです。

 

もちろんねこ太は医者になりたいと言ったこともないし、

これから言うこともなさそうだし、

たぶんそもそも無理だと思うし、

私もなってほしいとも思ってないです。

だから安心です。(なにが安心なのかしら)

 

医学部は退学してしまう人も多いのだとか。

だから、医師免許合格率何パーセントなどという言葉はあってないようなものです。

 

そういえば私が小学校のときの先生が、

医学部からの教育学部に転部して先生になった人でした。

解剖がつらかったと話していたのを思い出しました。

 

 

 

下の3冊は研修医の漫画。

たいへんそうではありますが、子どもも楽しく読めます。