先々週にあったねこ太(中2)の実力テストが返却されました。

業者のやつで、難易度高め。

どの教科も平均40~50点。

 

数学94点。

いつものように凡ミス二つやらかしました。

連立方程式で、回答欄にxとyの答えを逆に書くというやつ。

昔時々やってたけど、まだやるんです。

 

社会90点。いつものように漢字のミス5つ。

地券を地巻と書く。

「券」と「巻」がどうしても混乱するらしい。

遣隋使を「けん遣使」と書くなど。

これではどこに遣いに行ったのかがわからない。

 

理科88点

こちらも漢字のミス連発。

理科にも地雷がたくさんあります。

 

ここまではほぼ漢字のミスのみ。

そして、

英語87点。

漢字関係ない正真正銘の点数です。

国語76点。

まあそうでしょうねえ。

 

435点で総合1位でした。

1位のときはお祝いムードになるので、

ダイエット中なのに、

ワイン飲みました😢。

 

 

話は変わりまして、

ロシアによるウクライナへの攻撃とともに、

イスラエルによるガザ地区への攻撃は、

社会のテストの時事問題にたびたび登場します。

 

表面的な理解ではなく、

一度きちんと理解しておいた方が今後のためと、

購入してみました。

 

「まんが パレスチナ問題」

 

 

 

まずは、

「まんが」とあるので、

いわゆるまんがかと思いましたが、

違いました⚡。

 

大きいイラストと少なめの文章といった作りです。

さすがにまんがとは言い難いですが、⚡

ねこ太は学校に持って行って読んできました。

 

ユダヤ人とパレスチナ人、

二人の青年の主観をもとに解説されていきます。

どちらの主張が正しいとか間違ってるとかではなく、

双方の主張は、

紀元前の時代から、

矛盾だらけであることがわかりました。

 

ユダヤ教徒とキリスト教徒とイスラム教の3つの宗教は

そもそも同一の神の教えでしたが、

解釈の違いによって分かれていきました。

自分たちの解釈が正しい!と譲り合うことはありません。

 

そこへさらに、

他国の余計な干渉とかが複雑に絡み合って

今の混乱した状況になってしまっているのがよくわかります。

これはもうどうにもなりません。

 

 

内容の紹介ですが、

短く書きたく挑戦しましたが、

だらだらしてしまいました。

そもそも詳しい方や、

興味のない方は読み飛ばしてくださいませ。

 

以下、読み飛ばし可。

そもそも私の理解に自信もないし。

 

まずは、紀元前、

旧約聖書のお話から。

神様は、ユダヤの民のために、

パレスチナの地を与えることを約束します。

パレスチナの青年に言わせると、

「そのころ僕らの先祖はすでにそこに住んでいたのに、

神様はおかしなことを言うね」とのこと。

 

食糧難とかいろいろあって、

ユダヤの民はエジプトに大移動。

しかし、ユダヤ教への信仰心が頑なすぎて、

エジプトの王を怒らせ、奴隷にさせられてしまいます。

あるとき救世主モーゼが現れ、

ユダヤの民を引き連れてパレスチナの地に戻ることを決意。

海が割れて、ユダヤの民だけを通して、

エジプトの軍隊たちは溺れてしまいました。

映画「十戒」で有名なシーンです。

 

やっとパレスチナに戻って、

いろいろあってBC1000年頃に初めてイスラエルが建国されます。

しかし、間もなく様々な国に責められて占領されたり属国になったりで、

ついにはローマ帝国のアレキサンダー大王に征服されます。

そこから2000年弱、ユダヤの民は国を失ったままとなりました。

 

イエスは、そもそもはユダヤの子でした。

しかし厳しすぎる戒律に意を唱え、

神様を愛することが大事なのだと独自の解釈を加えたり、

自らを「神の子」と名乗ったため、

ユダヤ教の指導者たちを怒らせて処刑されてしまいます。

イエスが処刑されたことで、

キリスト教徒から、

「反ユダヤ主義」が広がります。

 

西暦600年頃、

神から啓示を受けたムハンマドがイスラム教を起こします。

 

ここからとても複雑で長い話が続くのをがっつりはしょりまして、

第一次世界大戦少し前。

ユダヤ人は国がないまま、欧米各国に散らばっていました。

欧米各国は、軍備を増強し、

植民地獲得に力を注いでいました。


イギリスは石油がほしくて中東を植民地化したかったのですが、

ユダヤ人の協力を取り付けるため、

聖地であるエルサレムに独立国家を建国する約束をし、

同時に元々その土地に住んでいたパレスチナ人たちの協力も得たかったので、

パレスチナ人たちにもよい条件を出して約束を交わします。

 

戦争が終わってイギリスは勝利しますが、

約束は守られず、

ユダヤ人とパレスチナ人で武力衝突が始まります。

 

さらにユダヤ人は

第二次大戦中にナチスドイツに迫害され、

600万人もの人を殺害されてしまいます。

 

第二次世界大戦終結。

パレスチナを植民地化していたのはイギリスでしたが、

度重なる紛争にお手上げ状態となり国連にお任せすることに。

 

このころアメリカには数百万のユダヤ人が移民していて、

アメリカでそれなりの地位を築いていたため、

アメリカが中心となって、

無理やりパレスチナにイスラエルを建国します。

そもそも住んでいたパレスチナ人が怒ったのは言うまでもなく、

それでも悲願の国を手に入れたユダヤ人は国を守るため、

パレスチナ人たちに攻撃的な行動をとるように。

 

米ソの冷戦では、

両国の代理戦争に近い形で中東での争いが利用された形にもなりました。

 

平和を望む指導者が両陣営から出てきたこともありましたが、

長年の対立で積み重なった恨みはあまりに大きく、

解決には至りません。

 

ざざっとこんな感じですが、

ほんとうは、よく知らない地名やよく知らない人の名前がばんばん出てきて、

何が何だかわからなくなってしまった箇所がだいぶあります。

 

中学生にはちょっと難しかったみたい。(私にも)

でもこれよりも簡単な本、あるのだろうか。