メリークリスマス!

 

と、威勢よく書いてみましたが、

本日、

私は仕事です。

冬休みは、稼ぎ時なのです。

 

早朝からばたばた働いていましたが、

ただいま、

昼食後のコーヒータイム。

せっかくなので、

クリスマスの絵本を1冊ご紹介させてください。

 

恋人同士で贈りあったりするような素敵な絵本

ではないやつですけども。

 

シゲタサヤカさんという作家さんの、

「クリコ」という絵本です。

 

 

クリスマスにケーキを買ってきたご家族。

ケーキを食べようとしたときに、

突然、ケーキがしゃべりだしました。

 

ええと、

ケーキは、生ものなんですが、

どうやら、生きものでもあったようです。

 

子どもの発した

「毎日がクリスマスだったらいいのに」というセリフに反応し、

クリスマスケーキが、

「自分を食べないで、一緒に暮らせば、

一年中クリスマスでいられるよ。」てなことを言うのです。

 

これは悪魔のささやきでした。

一家と、

「クリコ」と名乗るクリスマスケーキとの生活が始まります。

 

毎日プレゼントが届き、

最初は喜んでいた子どもですが、

段々プレゼントが、

邪魔になってきます。

 

そして、

賞味期限を過ぎた「クリコ」は、

明らかにおかしな見た目に変化していくのです。

(つまり、腐ってきたのです)

 

子ども向けのクリスマスの絵本なのに、

結構ホラーです。

 

著者のシゲタサヤカさんの絵本は、

ねこ太が幼少期に大好きで、

たぶん全冊読みました。

 

どの絵本も、

ストーリーが変化球過ぎて、

どうしてよいやらの展開です。

 

そもそも主人公の存在自体がおかしいのです。

例えば、

「いくらなんでもいくらくん」は、

「いくら」が主人公。 

自分の分身であるいくらを使って、

何でも作ることができる天才いくらくんが活躍します。 

 

 

「おいしいぼうし」は、

プリンくんが主人公。

プリンくんは帽子を紛失してしまうのですが、

「帽子」とはカラメル部分です。

ついうっかり帽子を食べてしまった老夫婦の言い訳がサイテーです。

 

 

「まないたにりょうりをあげないこと」は、

「まないた」が主人公。

まないたが、自分の上に置かれた料理を勝手に食べてしまうのです。

そしてどんどん大きく成長して…。

 

 

鍋も生きているし、

 

 

コックの帽子も生きものです。

 

 

中華料理屋の「わりばし」くんも。

 

 

食材か調理器具が主人公のことが多いですねー。

 

ねこ太のグルメ漫画好きは、ここからスタートしたのかもしれません。

 

全然クリスマスぽくないブログになってしまいましたが、

皆さま、どうぞよいクリスマスをお過ごしください。