なぜかアマゾンがオススメしてきたのですが、
ちょっと気になり、
図書館に行ったらあったので、借りてみました。
「経済脳をきたえよう! こどもにもわかるレッスンブック」
高学年以上向け。
だけど。
経済ってなんだろうって思ったことがない
中学生や高校生、大学生にも。
場合によったら、大人でもいいかもしれない。
別々に無人島に流れ着いた4人が、
一人は魚を獲り、
一人は狩りをしてウサギを獲り、
一人は野菜を作り、
一人は大工をする。
それぞれ対価交換していくのだけど、
魚が獲れない日や野菜が不作のときもあり、
珍しい貝をお金替わりに使うようになる。
隣の島に人が住んでいることがわかり、
貿易を始める。
そこは違う貝を通貨にしていたので、
その価値を決める。
最初はロビンソン・クルーソー的な楽しいお話で、
それがちょっとずつ難しくなっていく。
途中でやめるかなと思ったら、
ねこ太、最後まで読みました。
インフレ、デフレの話では、
第一次世界大戦後にドイツがひどいインフレになったことを知っていて、
戦争の本で知ったらしい。
第一次世界大戦で負けたドイツは、
賠償をするために、
たくさん紙幣を刷って、
刷って刷って刷りまくり、
価値がどんどん下がり、
暮らしがどんどん厳しくなっていき、
ユダヤ人のせいにして、
第二次世界大戦がはじまりました。
ねこ太の、
戦争の知識と経済の知識がつながった。
点が線になる瞬間を見た、と思った。
本をたくさん読んでいくと、
いずれいろんなことがつながっていくのだろうなと思った。
今は、読みたい本を手当たり次第に読んでいるけど、
たぶんそれでいいのだと思う。
(ちょっとくらいは名作とか読み物も読んでほしいけど)