トップはやはり、「十二国記」だった。
あれは、あそこで終わりって絶対ないでしょう!!
だってあんなに世界観がきっちりしたファンタジーって、びっくりした。
ファンタジーはどうも、当たり外れが大きいんだけれど(特に外国物。翻訳されてるからあわないのかなぁ…。)
本当に、十二国記は、すごい。すごいの一言。
ファンタジーって、ただ別世界という非現実を味わうものなのではなく、
非現実というフィルターを通して、現実を見つめ直すものなんだな、と感じた作品でした。
でも、でも、でも、よ?
私は十二国記以上に続きを待ち望んでいる作品があるんです。
本当に、なにしてんのさ、なんで書かないの!?何年待たせてるのよっ!?
それが、氷室冴子の「銀の海 金の大地」
これもファンタジー。こっちは古代日本を舞台としています。
コバルト文庫かよ、とか
この表紙の絵がなんかねぇ、とか
侮るなかれ!!!
なんだこの深さは!!
なんだこの世界観!!
たくさん登場人物が出てくるわりにちゃんと個性ははっきりしてるし
と、思えば古事記とかに出てくるような人が登場しちゃったりするしで
難しい漢字も読めるようになるし(なんか違う)
とにかく好きだったんです。
11巻かけて「真秀の章」が終わり、ということはまだ別の章があるはずなのに。
ていうか「古代転生ファンタジー」なのに、まだ誰も転生してないし。
と、11巻もかけて謎が多すぎるのに
あれからまったく続きが出ていない…。
11巻が出たのが1996年ですから、10年…。
10年…。
あうーーーーー。