最近の研究成果を盛り込みながら

睡眠の効用をこれでもか、と多角的に

繰り返している。

 

朝にしっかり日の光を浴び、日中にしっかり

体をうごかそう。夜は運動やスマホはご法度だ。

 

睡眠の各段階で脳がこうなっていて、こんな

物質が分泌されるというしくみが細かく紹介

されている。

 

ベッドに入る2時間前には画面のある機器の

スイッチをきるべし。

ティーンエイジャーにはブルーライトをカットする

特別なメガネをかける手もある。

 

SNSでストレス(FOMO=とり残されることへの恐怖)

に怯えるような心理状態なら、睡眠にもマイナスだ。

前頭葉が十分に発達していない若者は特に危険。

 

脳は睡眠時に老廃物を清掃する。だから睡眠不足だと

認知症の原因ともされるタンパク質「アミロイドβ」が

増えてしまう。

 

脳内に有害物質が蓄積すると「プラーク」と呼ばれる

凝集が形成され、神経細胞の外側に沈着する。

このため神経細胞のコミュニケーション能力が

制限されてしまう。

 

寝室は暗くすること。光が脳内のメラトニンの分泌を

妨げるから。入眠時間を脳に教えるメラトニンという

ホルモンは抗酸化作用をもち、脳の昼間の酸化ストレス

を和らげる。

 

メラトニンは夜の前半において、血圧と脈拍の低下を

うながし、循環器系の再生に貢献する。

 

うまく眠れなくても心配せず、受け入れよう。

目を閉じれて横になるだけでもいい休息になる。

心配するとコルチゾールが分泌され、ますます

深く眠るのが困難になる。