サビのお母さんから産まれた4匹、生後1~1.5か月
なんと全部柄が違う・・・茶白♂、クリーム♂、黒白♀、キジトラ♀
うまく産み分けたものだ (別にそうしようと思ったわけじゃないとは思うが・・)
実はこの子たちの親、母猫は昨年12月から当会メンバーのMが、
妊娠する前に不妊手術をしたい!と追っていた猫でした。
現場は、町田市の「飼い主のいない猫との共生モデル地区」に登録している地域ですが、
Mは、サポーターとしてアドバイスや捕獲の手伝いのために、
車でも15分ほどかかる道程を、自転車に乗りたびたび通っていました。
サビ猫は用心深く、美味しい餌でおびき寄せようとも、なかなか捕獲器に近づくことはありませんでした。
数か月が経ち、その地域の住民から「おなかの大きなサビ猫がいる」との情報!!
しまった!!妊娠してしまったか・・・・ガビ~~ン
Mの執念の末、やっとのことで4月13日に捕獲成功!!
手術のため動物病院へ連れて行ったところ、術後先生から産道が少し開いていた・・・と。
つまりすでにどこかで子猫を産んでしまったのでは、とのこと。
ということは、もしかしたらオッパイを待っている子猫がどこかにいるかもしれない。
大変だ、すぐに元の場所にリリースしなくては、子猫の命がかかっている。
翌日、現場から20mほど離れた方から連絡が入り、駆け付けたところ、
いました、いました、リリースしたサビ母猫と4匹の子猫が
近隣には猫嫌いの方がいるため、これ以上ここで猫を増やすわけにはいかないと判断し、
子猫4匹は保護し、新しい飼い主さんを見つけることにしました。
母猫も子猫もそれぞれを探し、辛い思いをさせてしまうことに「人間のエゴ」を感じつつ、
しかし離乳する頃に保護ができれば、人馴れもしやすく、新しい飼い主さんも見つけやすい
ことを考え、決断しました。
捕獲や保護をするたびにいつも思います。
妊娠する前に手術ができていれば・・・
これは猫のためになるのだろうか・・・
人間だけの都合でやっていることなのだろうか・・・
この方法以外に、猫と人がどちらも辛い思いをせず、幸せに暮らしていける方法はないのだろうか、と。