恥ずかしいくらい父さんは泣き、

 

恥ずかしいくらい父さんは走った。

 

でも、僕はその父さんに感動していた。

 

父さん。

 

あなたは素敵です。

 

あなたのそういうみっともないところを、

 

昔の僕なら軽蔑したでしょう。

 

でも、いま、僕は素敵だと思えます。

 

人の目も何も一切気にせず、

 

ただひたむきに家族を愛することを。

 

思えば父さんのそういう生き方が、

 

僕や蛍をここまで育ててくれたんだと思います。

 

そのことに僕らは今ごろようやく、

 

少しだけ気づき始めているんです。

 

父さん。

 

あなたは素敵です。

 

 

 

 

純。

 

蛍。

 

俺には、

 

お前らに残してやるものは何もない。

 

でもお前らには、うまく言えんが、

 

遺(のこ)すべきものは、もう遺した気がする。

 

金や品物はなんも残せんが、

 

遺すべきものは伝えた気がする。

 

正吉や結ちゃんにはお前らから伝えてくれ。

 

俺が死んだ後の麓郷はどんなか。

 

きっとなんも変わらんのだろうな。

 

いつものように春、雪が溶け、夏、花が咲いて、畑に人が出て、

 

いつものように白井の親方が夜遅くまでトラクターを動かし、

 

いつものように出面さんが働く。

 

きっと以前と同じなんだろう。

 

オオハンゴウソウの黄色の向こうに雪子おばさんやスミエちゃんの家があって、

 

もしもお前らがその周辺に拾ってきた家を建ててくれると嬉しい。

 

拾ってきた町が、本当にできる。

 

アスファルトの屑を敷き詰めた広場で、快や孫たちが遊んでたら嬉しい。

 

金なんか望むな。

 

幸せだけを見ろ。

 

ここには何もないが、自然だけはある。

 

自然は、お前らが死なない程度には充分毎年食わせてくれる。

 

自然から頂戴しろ。

 

そして謙虚に、慎ましく生きろ。

 

それが父さんの、お前らへの、

 

遺言だ。

 

<『北の国から 2002 遺言』より> 

 

 

子供がまだ食ってる途中でしょうがッ!

(名セリフ〜)

 

BSフジの再放送を観てたら微笑ましさと感動で涙腺が緩みまくりなわけで・・

 

いいオトナになるまでこんな素晴らしいドラマを放置してきた自分が悔しいえーん

 

まぁ言い訳ですが遺言編まで観終わったらラーメンが食べたくなってしまい笑、

 

“野郎ラーメン”に行ってきました♪

(もう寝る時間だよ?)

 

しかも辛子明太ごはんまで注文しちゃってあせる

 

 

 

・・父さん、

 

 

 

 

ボクはメガ豚野郎ですww

(カミングアウト?)

 

 

 

 

ドンブリが割れちゃったりしますけど・・

 

 

 

大目に見てあげて欲しい♪