大晦日の紅白歌合戦で久しぶりに玉置浩二を見ました。玉置浩二の奥さんは元C,C,ガールズの人ですが…「その前は?あれ、もっと前は?」という話になってしまって…
結果、なぜか本作を観たくなりました。という人、多いのではないのでしょうか。
この映画も「タイトルはよく知っているけど実は観たことがない」作品でした。薬師丸ひろ子の「かい、かん…」だけはとても有名なので知っている、というくらいでした。監督が相米慎二氏だったことすら、観始めてから知ったくらいです。助演は、先日逝去した渡哲也の弟である渡瀬恒彦(お兄さんより前に逝去しています)というのも知りませんでした。さらに言えば最近私が見る邦画にはなぜか必ず出ている柄本明と光石研…これまたびっくりしました。1981年の映画ですから、柄本さんもまだ30代前半です。
設定が突飛でした。そしてあり得ないくらい人があっさりと死にます。ただ女子高生と極道の世界のミスマッチが実にコミカルで、女子高生の目を通してみたらけっこうおもしろいことになったというのもよかったです。1981年と言えば私は…ラストのシーンで薬師丸ひろ子とドンパチごっこをやる子役と同じくらいでした。当時は練馬から東大和に引っ越し、新しい小学校に馴染めていなかったのを覚えています。その頃、山手線はアルミではなく黄緑色一色でした。事務所にパソコンもありません。テレビもブラウン管でした。古い映画は、その頃の電車や家電すら楽しめます。「おお、懐かしい」とか「おお、なんだこれは」とか…。
なお薬師丸ひろ子は当時、本当に高校生だったそうです。夏休みに撮影したとか。