最近、我が子を夜8時に寝かせています。理由は、朝6時に起きたいというから。
なぜ、朝6時に起きたいか。理由は、『新・みんなの鉄道』を観たいから。
なんですって。
ところが3が日の『新・みんなの鉄道』は朝6時ではなく朝5時…さすがに5時には起きたくないらしく、こう言いました。
「とっといて」
…録画する羽目になりました。朝5時の『新・みんなの鉄道』を録画し、それを朝6時に観るというルーチン。
それはさておき、我が子は早寝早起き。『新・みんなの鉄道』が動機というのはともかくとして、早寝早起きはいいことです。
なお夜8時に子どもを寝かせている関係で、実は私も8時に寝ています。いい大人が、夜8時に寝ています。したがって、私はかなりの早起きになりました。だいたい、3時か4時に起きます。早朝の自分の自由にできる時間を創出することができたので、最近は映画を観ることにしています。「タイトルはよく知っているけど実は観たことがない」映画を観始めています。
先日選んだのが、『バックドラフト』です。シカゴの消防士の話です。
タイトルが知れ渡っているだけに、実に素晴らしい映画でした。火という化け物に対峙する兄弟、そしてロバート・デ・ニーロ。デ・ニーロはトランプ大統領に対する痛烈な批判者として最近では有名ですが、そもそもは名俳優です。この映画での役どころは「バックドラフト現象」を起こして大惨事となった火事現場の調査官で、消防士の弟と一緒に謎を解き明かします。また主演の兄弟やデ・ニーロだけでなくわき役の消防士たちも実に味のある男を演じていました。消防署の合理化とも戦う消防士たち、そして自分の考えが常に正しいと考えてしまう男に対して元妻が投げかけた言葉は、一筋縄ではいかない人生そのものでした。
なおわき役であるドナルド・サザーランドがとてもいいです。この映画では連続放火魔を演じました。ただ直前に観た『アウトブレイク』という映画にもサザーランドは出ており、その時は敵役である中将を演じました。そういえば『ハンガー・ゲーム』にも出ていました。いずれも、全く違う役どころで、しかも見事に強烈な印象を観る者に植え付けます。これが同じ俳優なのかと、驚きます。サザーランドを初めて見たのはたぶん『スペース・カウボーイ』です。この映画は4人の爺さんが宇宙飛行士になる映画でしたが、クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズと並んで出演したのがサザーランドでした。まだまだ活躍してほしい俳優です。
『バックドラフト』はBGMも有名です。かつてフジテレビでやっていた『料理の鉄人』でもそのBGMは使われています。あの音楽が葬送の音楽だったと知り、これまた驚きました。
そしてもう一つ驚いたのが、主演がカート・ラッセルだったということ。映画を観る際には先入観を持ちたくないので全く予習をしないで臨むのですが、主演がカート・ラッセルであったと知ったのは、最後のクレジットででした。
カート・ラッセルと言えば、かつてマリーンズで愛されたマット・フランコのおじさんです。これ、テストに出ます。