昨日やっと文庫版下巻をみつけた。
銭ゲバ。
予想してた銭ゲバ像の上を行く暗さ、非道さ。
まず、貧乏な家庭の蒲郡風太郎少年は、お金が無いために病気の母親を亡くしてしまう。
もう、ここで少し泣きそう。
そんで、銭があれば母ちゃんは死ななかったと考えた風太郎は、銭が欲しいズラ、とお金を置き引きするが、それをとがめる唯一やさしくしてくれるお兄ちゃんを殺してしまい、銭のためならなんでもする銭ゲバとなっていく。
ここからはまぁすごい。
悪行。
当たり屋をしてお金持ちの社長(後に殺します)に近づき、その家の障がい者の娘(後に自殺します)と結婚する。
その家の運転手を殺し、飼い犬を殺し、詐欺仲間も殺すし、家に火をつけて社長を殺し、二代目になる。
それを嗅ぎつける刑事も殺す。あと、奥さんの姉も犯っちゃう。
その後も直接的にも間接的にもたくさん人を殺し、重ねた悪行の甲斐あって、着々と権力とお金を手にしていく風太郎…
まぁ、いやーな気持ちになりたい人、お金が好きな人、嫌いな人にオススメです。
終盤の原稿用紙を背景にした所も泣ける。
この漫画で風太郎は、社会の露悪的な鏡として描かれているんだけど、今、蒲郡風太郎が生まれたら何ゲバなんだろか。
とか。
おもしろいよ!
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