毎回のベルギーへの里帰りで、わたくしと殿下が滞在するのはいったいどこなのか。そして、そもそもベルギーってのはどこいらへんにあるのか。本日は、それをお伝えいたします。
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いかがでしょ?ベルギーは、西ヨーロッパに位置します。北にオランダ、南にフランス、東にはルクセンブルグとドイツがあって、西側には北海のむこうにイギリスがあります。
ベルギーの真ん中辺にあるのが、首都であるブリュッセルで、この大きさの地図では見えませんが、ブリュッセルの上方には「フランダースの犬」の舞台ともなったアントワープという都市があります。
赤い印の立っているところが、わたくしと殿下が滞在する海辺の避暑地「クノック・ヘイスト」です。地図を見てお分かりかとも思いますが、地理的にはほとんどオランダです。
アントワープやブリュッセルからは、車で高速道路を時速120km~130kmくらいでふっ飛ばして、1時間半くらいです。
私が普段住んでいる香港からもそうですが、日本からもベルギーへの直行便はありません。欧州の都市のどこかを経由することになりますが、乗り継ぎが上手くいけば、時間はどの都市で乗り継いでもそう変わらない印象です。まー、15時間くらいでベルギー到着でしょうかしら。
ベルギーの公用語は、オランダ語とフランス語とドイツ語です。
ベルギーの北半分くらいはオランダ語圏。南側がフランス語圏。ドイツの方の地域の人は(殿下によれば、全人口の1%程度)ドイツ語です。
因みに、ベルギー王室の皆さんはオランダ語もお話になりますが、オランダ語圏出身の殿下の予想では、(発音などから)普段はフランス語をお話になっているのだろうとのこと。
殿下と殿下のご家族は、オランダ語(厳密に言うとフラミッシュ=フランダース地方の言葉、オランダ語の方言のひとつ)をお話になりますが、みなさん英語が堪能でいらっしゃるので、オランダ語のできない私とは英語で話してくださいます。
殿下のご家族に限ったことではなく、オランダ語圏の人はだいたいが英語が上手ですが、フランス語圏の方々は、フランス人と同じく英語があまりお上手ではありません。
私はフランス語は少しできるんですけれども、殿下がフランス語圏のご出身であったなら、私のフランス語も今ほど衰えることはなかっただろうな・・・と思うと、同じベルギーなのに、なんだかちょっと損した気分。(笑)