こんにちは


今日の東京(三軒茶屋にほど近い所)

は、風がなくとても暖か😊😊

グ~ンと背伸びをしたくなる気分✨


今日は、2公演👏👏

観劇日和(*_*)



初めて、北村想氏の「ケンジトシ」を読んだ時、なぜ石原莞爾が登場するのか!?

と思いました。

(ブログ 2023ー01ー08にも記す)


その頃、二人の関係について少し調べました。


『イーハトーブと満州国  

  宮沢賢治と石原莞爾が描いた

  理想郷』


宮下隆二著 

2007年06月01日発売日

という著作がありました。


その解説に


「戦後、両者への評価は真っ二つに分かれる。賢治は「雨ニモ負ケズ」で印象づけられた純粋無垢な求道者、莞爾は日本を軍事国家に導いたファシ

スト、というように。」


とありました。まさに、私の感じ方です。

この著作では、二人の共通点についても言及しているようです。



最近では、賢治もファシスト的な思想を持っていたとする見方を持つ人もいるようです??



舞台では、(以下、ネタばれがあります)


4 わたくしどもは

6 クラムボンはわらつたよ


で、ケンジとイシワラは対峙しています。


4 では、ケンジは『詩ノート一〇七一「わたくしどもは」』にある内容を、イシワラに語っている。


その後、イシワラとトシのケンジに関する会話。


イシワラは、トシに

「菩薩の修行、求道とはっ。」

トシは

「この世がワカラヌのならワカル世にしてみせる。覚有情。衆生を救う、ただ、それのみです。」


と答え、消えていく。



6では、ケンジは、設計図をひろげ、イシワラにイーハトーブ計画を説明する。


「犠牲」についての会話あり。


その後、葡萄酒で乾杯。


イシワラとトシが会話中、


トシ「イシワラさんは、大きな戦争でもお始めになるおつもりなんですか。」


イシワラ (動揺する)「いや、そのようなだいそれた、」


とのやりとりあり。


(戯曲には、このような会話がありますが、舞台で話されたか不確かです。ライブ配信で、確認したいと思います。)


この会話中、ケンジはひたすら手帳に書き記しています。



二人は、共に法華経の信者で、「国柱会」の田中智学に心酔していたという共通点があるようです。



しかし、4と6において、ケンジとイシワラに戦争に関する共通点はありません。

北村想氏は、ケンジもファシストという説を否定したかったのではないでしょうか。


では、なぜ石原莞爾を登場させたのだろう?


それは、ケンジのイーハトーブ、理想郷の純粋さを強調するためだろうか?


ケンジとトシの繋がりを見つめる役割を果たす人物として、ケンジと共通点を持つイシワラが適任と考えたのだろうか?


なぜ石原莞爾を?という疑問は消えませんが、山崎一さん演じるイシワラには言葉の力強さがあり、引き込まれました☆☆


ケンジやトシの柔らかさを、更に引き立ててくれていたような印象を持ちました。



コロスが、ケンジの詩などを群読している時のケンジの様子も、ライブ配信で、更に観たいと思います。



倫也くん

たくさんの人が、ライブ配信とアーカイブ実施をとても喜んでいます!


SISの関係者の皆様

ありがとうございます。



倫也くん

東京公演千穐楽まで、無事完走されますよう

心よりお祈りしています✴✴✴




お読みくださり、ありがとうございました。


では、シーユー。