2年後、子供が巣立ったら、

生活のために、なんとか踏ん張ってきた高給取りの会社をやめ、

ほんとに自分のやりたいことをしたい、と決めた彼。

 

別居もして、なんの協力もしていないのに、

いつまでも自分を養ってもらえる・と、なぜか思い込んでいる奥さん。

 

子どもを育ててくれたことには、感謝している彼。

子どもは一人で育てた、と思っている奥さん。

 

お金を稼ぐことも子育てのひとつだと感じているわたし。

でも、実際の子育てをひとつも手伝わないことで、夫婦不仲になったことも、

それに対して、彼が引け目を感じていることも理解できる。

 

裁判になったら、おそらく離婚はできるだろうと思えた。

でも、何より、やさしい彼に無理やり裁判にして、かみさんにうしろめたい思いを残すこと、

それはいやだな、と思った。

もう、引け目を感じないくらい、十分してやった・と思って離婚してほしい。

奥さんにも、彼は一般的には考えられないくらいの好条件を提示していて、

決して、復讐してやる!なんて思うような旦那ではないことをわかったうえで、

2年の間、離婚とそれ以後の自分の老後について、上向きに考えるに至ってほしい、

 

そのほうが、私もなにか心にひっかかることがないだろう、と考えた。

2年、私はもう、だまって過ごすことに決めた。

 

日常生活の一部に彼がもういるのに、日常生活にはならない現状、

いつか日常になると信じているのだけど、

その「いつか」を、勝手に短く見積もってみたり、

実際にはすごく時間がかかるだろう・・と、その長さにため息したり、

実の長さが図れないから、心に波があり、それが疲弊になってきた、彼との不倫。

 

でも、この調停によって、私は心の安寧をどう図るかを、自分で決めることができた。

私は、2年、だまって待つ。

時間がわかるのは、(実際には決まってはいないけれど)、

自分で時間が決められるのは、心の安寧に本当につながった。

 

不倫の関係ならば、これは相手任せでなく、やはり自分で決めなければならない・と

その時感じた。

それまでの2度の不倫では、どこか相手に委ねていたところがあったから。。