自然の中に居ると、と言っても
我が家の庭のことですが…
柘榴の落ち葉のお掃除を始めた、
小さな葉なのに焼き芋ができそうなくらいは
すぐに集まる。
この小さな葉、一枚一枚が水分を溜め水蒸気を作ってくれる
だから雨も降ってくれる。
この一本の木にどれだけ恩恵を受けているのだろう
雑草も抜き切ってしまうと虫の居どころも無くなると思い
今まで残しておいたのを、取り始めたが
この雑草の種を食糧にしている小鳥たちが浮かんで
取れなくなってしまった。
以前は我が家の前は貴重な草だらけの空き地だった為
我が家の草を取っても大丈夫だったが家が建ってしまった今は
木もなくなり鳥も虫も居どころを失くして居ると思うとやるせない。
途端にやる気が失せてしまった。
こんなに小さな自然でもここにいて
風を感じ、空を見て鳥の声を聴いていると
何よりの時間となる。
自然こそがいつも何かを示し、慰めを与え、勇気を与えてくれる。
星野道夫が言うごとくそれがアラスカの大自然でもない
小さな我が家の自然に於いても然り。