
『みのひょん、みのひょん』
誰かが俺を呼ぶ声がする。
『みのひょんてばぁ』
誰だろう。
鈴を転がすような可愛らしい声。
一生懸命に俺を起こすのに必死だ。
『もう~!起きてよぉ!』
焦れたのか俺に覆い被さり、ゆさゆさと身体を揺らしてくる。
『…起きないと、ちゅーしちゃうぞ』
イタズラっぽく言いながら、俺の顔を両手で挟み、顔を近付けてくる気配。
どこの誰かも分からない奴にちゅーされてはたまらないと、寸での所で目を開けて、華奢な手首を掴んでやる。
『え…?』
『みのひょん、やっと起きたぁ~!』
俺はまだ夢を見てるのか?
『お寝坊さん…』
そう言うと、美しい少年は俺の額に口づけた。
『おはよう』
幸せそうに微笑む少年の頭には…猫の耳が付いていた。
『ビックリした?僕にもよく分からないんだけど…さっき起きたらこうなってたの』
『…もしかして…いや、まさか、な』
驚きすぎて口が開けっぱなしの俺に、ふわりと抱き付いてきた猫耳の少年は密やかに呟いた。
『うん、僕…テミンだよ』
それは俺の飼い猫の名前ーーーーー
突然なんなんだ、とお思いでしょうが(笑)
上のサジンを見て、ぱーっと書いたものです。
すこしアレンジ…すこンジ(by.おキィ)バージョンの『恋猫』です。
あっちのてむ猫ちゃんが白猫だとしたら、こちらは黒猫ですね♡
ちなみに続きはありません(笑)
そんなヒマあったら本編の続きはよ書けボケェ…って感じですよね(´;ω;`)
SWでお逢いした方や、いただいたお手紙にも『恋猫の続き待ってます』と言ってくださる方が多くて(しかもみんな優しい感じで)…こりゃ早く書かなきゃな~と思いました←思っただけじゃダメだろ
神戸が終わったら、1本書きたいな~←書け