イタリアベルガモの医療従事者への寄付になりますので
どうぞYouTubeで動画を再生してご覧下さいませ。
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カトリック学校連合会の品田です。今日は一つ、お知らせとお願いの私信です。
◎ 昨日、教会の友人から下記メールを受け取りました。
ミラノ近郊にある、昨日だけで800人が無くなったというベルガモという世界遺産の街で、医療従事者を支援しようと現地の作曲家がRinascero (復活=私は蘇る)という曲を作り、著作権をベルガモ市民病院に寄付しました。 YouTube等通じ、再生のたびに、広告、著作権など、すべての収入がベルガモの医療崩壊を救うための寄付金となります。一人でも多く、一回でも多くYouTubeで再生して広げていただくことが、現地支援になります。下記の情報を転送いただくだけでも、支援が広がります。イタリアの医療支援になりますので、もし宜しければ、他の方にもお伝え頂けたらと思います。
  http://www.youtube.com/watch?v=D5DhJS5hGWc
 
さて、「Rinascero’,Rinascerai」のPVは他の方々からも紹介されました。
「rinascere」という動詞は、日常的にも使われる言葉で翻訳が難しいです。
「復活する」、「よみがえる」という強い意味よりは、「立ち直る」、「生まれ変わる」、「死んだままではいない」といったニュアンスをダイレクトに伝える言葉のように感じます。ラテン系の言葉の主語を省略できる特性や、未来形のニュアンスを見事に表現しています。「(今は生きるのも難しい状況だけれど)わたしは、このままでは終わらないよ、必ず生まれ変わるよ。あなただって同じだよ。(だから、決してあきらめないで……)」無理やり意訳するとこんなメッセージでしょうか。
単に未来の希望のメッセージだけではない、今の苦しみを正面から受け止めた言葉のように感じます。だからこそ、未来のわたしとあなたは、決してこれまでと同じではないはずだ、という希望と決意を歌った歌ですね。
日本でしばしば耳にする、「早く元の平穏さが戻ってくれれば……」というのとは違った、福音的、創造的メッセージが含まれているのですが、日本人には通じるでしょうか。
教皇フランシスコも菊地大司教も言っておられますが、コロナ・ウイルス後の世界はもはや過去の世界とは同じではありえません。それは、人間が、社会がこのような体験をとおして、変わらないはずがないからです。……
 
この長くて暗いトンネルの中、皆さまの心身がともにお健やかでありますように。
品田典子