昨日は、甲状腺の病院でした。



今のところ、3ヶ月に1度のペースで東京の病院へ行っているので、いつも行くと四季の移り変わりというか、

時間の経過を感じます。



早いもので、今月で甲状腺癌の手術から1年が経とうとしています。

あの恐怖と、辛さは忘れないけれど、首の傷跡もだいぶうすれてきました。きっとこの傷跡が消えるにつれ、私の辛かった気持ちも癒えていくだろう・・・。なんて思いながらこの1年は本当にあっという間でした。



昨年の今頃は、「来年どうなってるかわかんないや・・・」っていう半ば、マイナスな気持ちをもっていたり、

「絶対によくなって、あとは人生よくなるだけだ~!」と思ったり、気持ちが揺らぐことが多くて、少しのことで動揺したり、改めて病気になる恐ろしさを感じていた日々でした。



自分のあれが悪かったんじゃないか?とかこうすればよかったんじゃないか?

ってもうどうにもならない過去から原因をさがしてみたり・・・。



でも、そうやって苦しい自分と向き合って、向き合って、あるとき前を向いて歩いていくしかないや!!!

ってことにも気がつけたから、そういう意味では、成長することもできたんじゃないかと思います。



それでも未だに、東京の病院に行くときには少なからず緊張感があるのも事実です。

現に昨日は、一年ぶりのエコー検査もあったりして、ちょっとドキドキでした。



エコーをやってもらっているときに、何だろう?なんとも言えない不安があって・・・。

エコー技師の手から伝わってくるちょっと不安を感じているようなエネルギー。



今まで感じたことがなかったけど、今回は初めて感じる「手から伝わる相手のエネルギー」みたいなものがありました。

その感じでは、あまりいい様子ではなかったので、

「リンパ節どうですかね~?」



ってたずねてみると・・・。



「ここでは、何もお答えできないので、先生に聞いてもらえますか?」



と返事が返ってきました。



そこでまたよぎる不安・・・・。

まあ、先生に聞くしかないや~。

と思いながらも、その後の1時間ほどの待ち時間は、やっぱり不安もよぎって・・。

読んでいる本も身に入らなくて、とっても苦痛な待ち時間でした。



やっと先生に呼ばれると、先生から、

「風邪ひいてます?」



と聞かれ、「はい。のどが痛いです。」



と答えると、「エコーではリンパ節に腫れが見られるんだけど、風邪をひいてもこうなるから様子見ましょう!それほど心配しなくても大丈夫ですよ!」



と言われ、やっと肩の荷が降りた。というか軽くなりました(笑)

きっと、エコー技師の方はリンパ節の腫れに気がつき、「この腫れは大丈夫なのか??」みたいな思いがあったんだと思います。



本当に自分の体って、まずは心身ともに健康であることが幸せに近づいていけることだと思うので、できる限り自分の体からのメッセージを感じ取ったり、また体をいたわることは大切だな~。と思います。



人は人のエネルギーを感じ取るんだ!っていうことも今回気がついたので、これもひとつ勉強させてもらったと思って感謝です。



そして、「あなたは健康でどこも悪い所がないですよ!」と言われて自分の体を過信しているよりも、どこかひとつくらい気にかけるところがあって、それによって体全体に目を向けることができるほうが、私には必要なことだったんだと思うので、あとは、何があっても前を向いて歩いていきたいな!と思います。



病気になる方や、精神が病む方の気持ちも痛いほどわかります。

だからこそ、少しでも希望の光を見つけて、その光を信じて、自分の足で歩いていけるような人生を、私自身が

やることで誰かに勇気を与えられたら本当に嬉しく思うようになりました。



この病気から学ばせてもらったことは沢山あるので、辛いことや苦しいこともあったけれど、それ以上に学んだことや感じたこと。そして人からの愛。の大きさを感じることができました。

それは何も知らずに生きていくことよりも、ずっとHAPPYだったと今では思っています。



来年の今頃はどう思ってるんだろう?

これからはもっと先をみて歩いていくぞ~!