素晴らしいハイプマン | MACHEE DEFのザ・ぶろぐ  オトノ葉Entertainment

素晴らしいハイプマン

ラップにはハイプマンと呼ばれるポジション(役割)があります

このハイプマンというのはバンドでいうとコーラス、

つまりメインのラップに被せてラップする人を指す言葉です

他にも叫び声や煽り、合いの手(←この言い方でいいかわからんが・・)なんかが

ハイプマンの役割と言えるでしょう



では日本人で代表的なハイプマンは?というと・・

それ専門の人はちょっと思い当たりませんw

例えば2MCのグループとかであれば自分のバースじゃない時に

相方のハイプマンに回る、という光景はよく見かけます

というかそれはごく当たり前のように行われているわけですが

それは、あくまでもメインのラップのサポートであり

目立たない程度に、控えめに、という暗黙のルール?

みたいなものがあるような気がします

ただ、USのヒップホップには

ハイプマンというポジションでありながら

曲中でも目立つわ、際立つわ・・てなアーティストが何人かいます

今日はそんな人達を紹介したいと思います



まず、ハイプマンといえば

この人をおいて右に出る人はいないでしょう

PUBLIC ENEMYのFlavor Flav



この、首からでっかい時計をぶら下げているのがFlavor Flavです

PUBLIC ENEMYの曲は、骨太なChuck D(メインボーカル)のラップを軸に

このFlavor Flavが唯一無二のキャラクターと声をハイプし(被せ)ていく、

というのが一つの魅力になっているわけですが

ご覧の通り、ハイプマンでありながら彼はメチャメチャ目立っちゃってますw

でも実はこのバランスが良いんですよね

あきらかにメインボーカルよりもキャラが濃くて

声にも癖があるんだけど

ポジションとしては、あくまでもハイプマン

自分のバースは持たないんです


↑↑
このパジャマみたいな格好は何なんでしょう?w

相当キャラ立ってます



ちなみにFlaver Flavはソロ名義でも音源を出しており

そちらではハイプマンとしてではない、彼のソロのラップが聴けます

例えばこの曲
↓↓


んー、、やっぱ丸々一曲Flavor Flavのこのノリはちょっと疲れるか?w

まぁでも愛すべきキャラクターである事は間違いないっス



で、続いて紹介したいハイプマンは

LOST BOYZのFreaky Tah

Freaky Tahの場合、ソロバースが存在する曲もあるので

Flavor Flavほどハイプマンに徹しているか、というと

それほどでもないんですが・・

LOST BOYZの代表曲を聴いてみると

どれもFreaky Tahがハイプマンに徹しているものばかりのような気がします







好き過ぎて思わず3曲レコメンドw

この、ダミ声で合いの手を入れたり煽ったりしてるのがFreaky Tahで、

メインのラップを歌ってるのがMr Cheeksですね

いやー2人ともかっこいい・・

そしてこのFreaky Tahのハイプ感がやヴぁい

この二人のバランス、声の距離感はぜひとも再現してみたい

てかどうやったらこの感じって出せるのかなー

実は過去に一度、この感じを出そうと試みた事があったんですが、

全くうまくいきませんでした・・w

ちなみにこちらがFreaky Tahのソロ
↓↓


んー、、これもやっぱハイプマンとしてのFreaky Tahの方が僕は好きですね



こんな風に、彼らはハイプマンという役割でありながら

メインに引けをとらない存在感を示し

且つ絶妙なバランスで、けっしてメインの邪魔をしない、

というかむしろメインを引き立てまくる、そんなラップをしているわけです



こーゆー素晴らしいハイプマンがいるグループって・・



何か良いですよね



僕の好みですがw