20190722
「大富豪がしている2つの共通点」というお話です。
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1つ目は反省をされないことです。

一般的な感覚では、人の意見を聞き、反省することが美徳だと考えます。
ところが大富豪のみなさまはどちらもあまりされません。
例えば、ある新規プロジェクトの失敗を受け、部下から「総括をかねて、反省会をしましょう」と言われている現場に立ち会ったことがあります。
そのとき、オーナーである大富豪は「そんなことはしなくていい!」とお怒りになっていました。
「成功するためにやってはいけないことがわかったのだから、反省会ではなく、次へつなげる未来の会へ名前を変えろ」と。そう指示されたのです。
2つ目の共通点は批判的な意見を述べる人を遠ざけることです。
大富豪の周囲は、いわゆるイエスマンで固められています。
これもまた一般的に良くないこととされていますが、大富豪は自分の考えをポジティブに保ち、前へ進む意欲を持ち続けるため、あえてイエスマンを重用なさるのです。
「この事業をどう思う?」とアイデアを明かすとき、少しは不安な気持ちを抱えています。
そこで、「いいですね!」「いけると思います!」と答えてくれる人が身近にいることで、リスクを取ったチャレンジに踏み出せるわけです。
本来はうまくいくことも、精神状態が不安定ではうまくいかないことがあります。
時間の使い方の良し悪しは、そのときのメンタルがどういう状態かによって左右されるということを大富豪の方はよくご存じなのです。
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大富豪がお金を生み出す時間術
新井直之 著
青春出版社
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イエスマンというと聞こえは悪いですが、「相手を信じる人、相手の可能性を信じる人、本気で応援してくれる人」という言い方もできます。


イチロー選手は小学生の頃、365日中、363日もバッティングセンターに通ったと言います。
お父様が熱心に、息子の可能性を信じていたことを証明させる出来事だと思います。


画家のピカソさんは言います、

「昔、母は私にこう言った。お前が軍人になれば、将軍となるでしょう。修道士になれば、法王となるでしょう」
と、母親にベタ褒めされて育ったそうです。


マラソンの高橋尚子選手も小出監督に、
「君ならできる」と、いつもいつも言われていた。


【妻はよく夫のジョークを聞いて笑うが、それは気の利いたジョークだからではなく、妻が気の利いた人物だから】
これは、アメリカの自己啓発作家であり講演家“ジグ・ジグラー”氏の言葉です。
当を得ています。


些細なことでもよく笑ってくれる人、他愛もない話をよく聞いてくれる人、
そんな方は、相手の可能性を引き出す人なんだそうです。


孔子には“顔回”というお弟子さん。
松下幸之助さんには“むめの”さんという奥様。
本田宗一郎さんには“藤沢武夫”さんというナンバー2。


偉人には、それを支えるよき理解者が必ずと言っていいほどいたようです。
自分一人で成功する訳ではありません。


大きな結果を出す人には、本気で応援して、本気で可能性を信じてくれている人が必ずいます。
たった一人でも、自分を信じてくれている人がいたら、人って頑張れるものです。
身近な人の可能性を信じることと、身近に自分を信じてくれてる人がいることを認識しましょう。