昨日の6月10日(金)、「おかず創房 和がまんま」で元向丘高校の同僚9名で盃を重ねました。日頃は家人とランチに出掛けるこのお店に、夜まで繰り出したのは初めてのこと。これにもある訳がありました。


 毎年飛鳥山で開催している花見の宴の通知を皆さんに出したのは2月のこと。Yさんから、この日は京都へ出掛けているから欠席しますとのメールが届き、”東北の酒蔵巡りツアー”の途上から「花見の宴でお飲みください」と、秋田県横手市の名酒「天の戸 美稲」一升瓶が送られてきました。このお酒要冷蔵とありましたから、4合瓶2本に分けて冷蔵庫に入れ、4月1日を待っていました。
 ところがです。3月11日に未曾有の東日本大震災が起こり、花見の宴を張るどころでは無くなり、中止の連絡を差し上げるに至りました。その結果日本酒4合瓶2本が宙に浮きました。

 

 その後、都知事の「花見自粛」発言があり、それへの反発もあって、5月後半から6月に掛けて花見の宴に替えて一献傾け、宙に浮いた名酒に陽の目を見せようとの構想が湧いてきました。問題はお酒持ち込みの問題です。そこで思い出したのが千石駅近辺の「和がまんま」。問い合わせると4合瓶持ち込みは1本500円で可能とのこと。以上の様な経緯で昨夜の運びとなった訳です。(和がまんま入口)



 このお店、普通の料理店とは少し違います。主婦の関口和子さんが、週の3日間はランチに、4日間は夜の宴会に、ご自分の手で造った料理を提供しています。和食もあれば、中華料理も、洋風料理も登場します。ランチ1000円とお安くて美味しい料理を何度か味わって来ましたから、自信をもって皆さんに、夜の宴会も呼びかけられました。(日・月・火はお休み)



 部屋は1室しかありませんが、カウンター席が4つ、テーブル席が2つ、座る席は10席が可能な作りになっています。昨夜は、正方形のテーブルの下が掘炬燵形式の座席に9人、話をするには丁度良い間隔に座り、乾杯とあいなりました
 
 3000円のお任せコースを頼んでおきました。実に沢山の料理が出て来ました。料理作りが大好きな関口さんが、大いに腕を振るったどの料理も好評です。飲み・食べ・語り・聞くのに夢中になって写真を撮るのを忘れてしまった事が悔やまれます。どんな料理が出されたか今日電話で聞いてみると、
 ①おさしみ ②ディップ(クリームシチュウ塗り) ③茹でたてワラビ ④鳥とサトイモの煮物 ⑤エビチリソース煮 ⑥マカロニサラダ ⑦ヒジキのいろどりの酢のもの ⑧アメリカンチェリーのデザート ⑨ご飯に漬物 との事でした。費用は一人平均3800円とお安く済みました。久しぶりの再会なので一言ずつ語って頂きましたが、お酒の量が影響したのか大震災の話題以外は詳しい記憶がありません。
 ”お客さんの満足が一番の喜び”と言う気持ちのこのお店で、懐かしい元同僚と過ごした一席、楽しい思い出として残ります。