9月7日(火)、久し振りに元生徒さん5名と再会し、一献傾けましました。鷺宮高校で最後の担任をした生徒さんたちです。前回のクラス会が5年前でしたから、5年ぶりの再会ですが、卒業以来初めて会う生徒達とは9年ぶりの再会で、既に彼女達は27・8歳になっています。
今年の夏、黒田塾で学んだ通り、残暑お見舞いを210通ほど出しました。お見舞文に加え、行政書士事務所を開設した後、黒田塾で相続・遺言を専門的に学び「相続法務指導員」の資格を得ましたとのご挨拶です。主として年配の方からはハガキでの返信が15通ほど。元生徒諸君など若い方達からはメール又は携帯電話での返信が数本ありました。鷺宮高校の卒業生からは「数人でお祝いしたいのですが」との携帯電話があり、7日に後楽園付近の和食のお店での再会とあいなりました。
参加者は生徒5名、皆女性です。27・8歳の立派な大人の女性のはずですが、失礼ながらそうは見えません。18歳の頃の面影が見え隠れし、皆、20歳代前半にしか見えないのです。話題は高校時代に遡ります。クラスメイトのこと、先生達の様子。修学旅行での思い出等々。話題は尽きることがありません。懐かしくも楽しい3時間でした。
私は意識的に彼女たちの現状を聞きました。既婚者は2/5、子持ちは1/2、正規就職者は3/5。高校卒業後に進学した上級学校で学んだ知識・技能を活かして働いている者1/5。その一人は短大で保育を学び保育園に就職したが、勤務がキツク現在は待機中とのこと。
その中の一人Iさんはユニークな仕事に就いていました。21歳の若さで自動車教習所の教官として働き始め、 現在は保育園に子供さんを預けながらの勤務。概して労働条件の良い自動車教習所で、今後も働き続けもう一子を産みたいとの彼女に、頑張れよと強くエールを送りました。
思っていた通り、この年代の若者を取り巻く雇用状況は厳しいものがありました。私は民主党支持者ではありませんが、自民党より”遥かにまし”と思えるこの政党が政権交代して早や1年、雇用問題や、介護分野での労働条件や賃金改善など目に見える形で、一刻も早く”果実”を実らせてほしいと強く願わずにはおられません。
薄給の彼女たちには申し訳ないのですが、初めて奢ってもらいました。来夏の再会を約して、後楽園を後にしました。