今日はやや曇り。

暑さは和らぎましたが低浮上の一日でした。


安野貴博さんの「松岡まどか、起業します」

を一気読みしました。

紙の本をここまで集中して読んだのは久々です。

スタートアップ起業、AI、あんまり縁のない世界の話かなあと思ってましたが読むと面白くて

ちょっと昭和な悪役とか出たりもして

年齢は割と関係なく読めそうです。



最新の小説で面白いのは(多少タイムラグはあるとしても)「今の時代の気分」を読めることだと思ってます。

去年?だったかな、やっぱりそんな目的で金原ひとみさんの小説も読んだ覚えがあります。

フィクションだし、そりゃ現実とは違いますが

何故か「作家の目を通して」作られる世界にある、

リアルを読み取りたい、というのが私の読み方みたいなものかもしれません。

大抵は私よりずっと若い年代の作家さんの本を読んでる傾向です。





小学生の頃、親戚から送られた本の数々から読んだ記憶の中からまた読み直したい小説もあります。



夏目漱石の「二百十日」。

この小説で季節感を覚えていて

夏の終わり頃になると思い出します。

内容はほとんど記憶にないのに、

タイトルだけでぼんやりと断片的なイメージだけが残っている感じです。


二百十日の気候の不安定さ、

そこに出てくる登場人物、

当時読んで色々理解出来てた訳ではないのですが

言葉から出てくる印象からなんとか読んでたと思います。


あと、これも単なる私の趣味ですが

「上海」と名の付くタイトルの本は出来るだけ読みます(笑)