先日のNHKの『アナザーストーリーズ』

ご覧になりましたか?

『ナッツリターン事件の衝撃』

というテーマでした


ナッツリターン事件…


日本でも大騒ぎでしたよね

2014年12月のことだったんですね

もう10年近く経つのですか…


ナッツ姫🥜

(当時の大韓航空副社長チョヒョナ)

に暴言を浴びせられ

飛行機からおろされたチーフパーサーの男性

パクチャンジンさん


その方のその後を知り

驚きました


会社から、副社長に非はないと

嘘の証言を強いられ

一度は会社の言う通りにしようとしますが


勇気を出してテレビで真実を証言したのです

その事が韓国社会を動かしました

問題提起でした


『カプチル』

※立場が上の者が下の者に対して行う

 ハラスメントの事

 パワハラ、モラハラ、セクハラなども

 カプチルに当たる



韓国社会で当たり前となっているカプチル

私達日本人でさえ、韓国ドラマあるあるとして

様々なハラスメントを見てましたキョロキョロ

これはドラマだけど、おそらく韓国社会では

実際に、本当にある事なんだろうなと

漠然と受け止めてたと思います…ショボーン



このナッツリターン事件での問題提起の後

カプチル問題についての映画なども

どんどん出来たそうで

その一つ


『接戦:甲乙戦争』


会社の会長の運転手が主人公

酷いカプチルに悩まされていますがチーン

ラストシーンでは

被害者であったはずの自分が

客として行った飲食店の経営者に向かい

酷い暴言や暴行を浴びせてムキー

警察にお世話になります

警察官に『カプチルだ』といわれ

そこではじめて

自分も知らず知らずのうちにうちに

カプチルを他人にしていた事に気がつくのです


ナッツリターンの後に

職場カプチル相談窓口のホットラインを

開設した方が言ってました


『韓国は弱肉強食の社会なんです。

自分より弱い立場のひとにはとても横柄になります

だから普段会社でのカプチルに耐えてる一方で

逆にサービス業などの人にカプチルする事で

ストレス発散してるのです』



弱肉強食…ショボーン

韓国が物凄い学歴社会で受験戦争なのも、

この韓国の階級社会という問題からなんとか

抜け出すために親も子も頑張っている

その結果なのかもしれないと思いました




こういう事って

別に韓国だけの問題ではありませんよね

日本だって

店員さんに土下座させたり

怒鳴り散らす客はいますし

どこにでも誰にでもストレスというものは

存在しますので

それを発散する手段として

他人に当たり散らしたり迷惑かけたりする人も

たくさんいます


知らんぷり巡り巡って自分もカプチル受ける事に

 なるんだぞ


上も下もなくて、みんなが同じ弱い立場なんだと

みんなが意識を変える事が大切だと

韓国の学者の方が言ってました




大韓航空のチャンジンさん

ナッツリターン事件から1年後に仕事復帰

しかし

社内での嫌がらせや無視

チーフパーサーから新人の立場への降格

トイレ掃除から始まったそうです

そうした事に耐えながら5年

仕事を続けたそうです


その間

副社長チョヒョナの妹までもが

会議の相手に水をかけたりちょっと不満もやもや

周りへの暴言の様子の音声が公開されて

オーナー一族の退陣を求めるデモが起こり


勇気をだして声をあげた社員達は

皆お面をつけて活動する中

チャンジンさんは顔を出して

表に立って活動していましたあんぐりびっくりマーク


彼の勇気が

韓国社会を動かしたと言っても過言ではありません

これがドラマだったらどんな目にあってたか…

(ドラマ見過ぎ)


チャンジンさん

退社をした後は

労働者の人権を守る講演などの

活動しているそうです


番組中映ったチャンジンさんの事務所は

古いビルの小さな部屋で

決して楽では無さそうでした…悲しい

ナッツリターン事件を振り返って

チャンジンさんは

『あれは韓国社会を変える分岐点だったと思う』

そう言ってました


別に韓国がいいとか悪いとか

何か間違ってるとか

そういう事が言いたいのではないのです


長く続く常識とかを

変えていくのはとても困難な事で

大きく社会が変わる時には

少なからず犠牲になる人もいるし

熱心な活動を続けてくれる人も必要で

そして声をあげてくれる

1人1人の勇気も大事で


ナッツは袋から出せと言った、

そこからこんなに大きな事件となるなんて


それだけ

韓国の抱えていた問題への

表に出てなかった心の中の不満とか

もう爆発寸前でくすぶってたものが

一気に溢れたのだろうなと

思いました


だんだん何が言いたいか

自分でも分からなくなってきてますがネガティブもやもや


これを他人事だと思わずに

みんながご機嫌でいられる社会であるよう

他人に対して常に感謝出来る人間でいたいなと

思いました

(最後雑!)驚きミアン…