先日、さらっと読み流したビジネス書に、

アクティビスト、つまり日本語にすると

物言う株主」は「頭痛が痛い」って

言ってるのと同じって、書いてありました。


株主は物言って当たり前なのに、

アクティビストを物言う株主と言って、

忌み嫌うのは、

日本市場の悪いところ、だそうです。


とどのつまり、物言う=文句言う

と同義なんでしょうね。


それと一緒で、巷でよく使われている言葉の

意味を深く考えもせず、

やれ、ハラスメントだ、

ガバナンスだ、コンプライアンスだ、と

騒ぎ立てる人たち。


実際、どれたけの人が、正しく言葉を理解し、

意味を考えて発言してるのでしょうか。


もともと曖昧な国である、日本ですが

カタカナ用語のせいで、

問題をわかりにくくさせている感じがします。



さて、阪急阪神HDの株主総会があり

メディア記事とか実際に参加された方の

レポート読みましたが


経営陣のリスク管理の甘さに呆れ・・。


今回の総会が荒れると、ある程度

わかっていたと思うのに、何故にそれに対する

理論的な想定問答みたいなものがないのか?

対策が全く講じられることなく

丸腰で赴いた感があり、

ちょっと総会舐めてませんかね?


私が感じたのは、今回の宝塚歌劇の件で、

非は組織にあり、個人に責任はない、

としたのなら、それに応じた

毅然とした態度で、

株主にも対応して欲しかった。


上級生の芸名および、本名まで出して

批難するって、それって

最初に劇団がお知らせで言ったところの、

誹謗中傷

に値しないんですか?


名指しされた劇団員と亡くなった劇団員に

直接因果関係はないと、断言しているし

遺族から訴えられたわけでもないのに、

なんで、とんでもない事件おこした

加害者扱いされて否定しないのよ?


相手が株主だから云々は関係なく、

組織として、生徒たちは悪くないと

本当に思っているのなら、

それに対する理路整然とした釈明だって

できたはず。

株主は神様ではありません。



非は劇団、ひいては親会社にある

と明言したわりには、

なんだか他人事な感じがするし

私は劇団の答えは、

組織に問題があるとしたことで、

渦中の劇団員とその他大勢のタカラジェンヌを

守る姿勢と思ったのですが、

こんなんで、守り通せるのでしょうか。



株価が下がってる件も、

そもそも去年、阪神タイガースの優勝の

期待感から高値を更新していただけで、

それが元に戻ってきているだけでは?


宝塚の件を全く織り込んでないとは

言えませんが、

市場を左右するような売り買いは

ぶっちゃけ、宝塚歌劇の件は関係ないと思う。

ただ、株価が下がってるのは事実だし

その件について質問あって然るべきで、

その要因分解くらいして、明朗回答しとけ!


と思いました。

そんなことも、しどろもどろで、

ほんとに大企業の経営陣なのでしょうか?



役員が男だらけで、気持ち悪いと

言った方もいたようですが、


株主総会は毎年あって、

阪急阪神ホールディングスという会社は

歴史も古いわけで、男だらけの登壇は

今に始まったわけでもなく、

何故にもっと早く、

その違和感を言わないんですかね?


放置してきたのは、

株主の責任でもあるかと。




ところで、もうすぐ宙組公演始まるけど

本当に芹香斗亜は大丈夫なのかしら?


自分の正義振りかざし、

何言っても赦されると思う勘違い野郎も

大勢います。

実際、今回の件はなかなか根深く

当人たちがもう良いって言ってるのに

未だに、謝れとか説明しろとか言う人が多すぎ。


そんな状態なのに、ホントに大丈夫なのか。


身の潔白を表すためにも

舞台に立つことは大事なのかもしれない。


待っているファンのため、と

思っているかもしれない。


せっかく、長い二番手時代を待ったのだから

何が何でも、トップスターとして

舞台に立ちたいのかもしれない。


でも、何か起こってからでは遅い・・

とも思う。


親や、周りは止めないのか。

それとも、親の方がトップスターという立場に

執着しているのか。。


夏目漱石言うところの本人による

『自分本位』での決断であれば、

応援一択ですれけど、


状況が状況だけに

不安がよぎります。