暁千星主演『夜明けの光芒』

シアター・ドラマシティでの

初日を観劇してきました。


梅田芸術劇場のWEB会員になってから
初めて当った宝塚歌劇公演です。
2年くらい経つけど、当たらな過ぎ・・・。

遠征するつもりはなかったけど、
初日良席ご用意されちゃったら・・・と、
日帰り遠征を決めました。
とはいえ、今日は月初め。
朝早くに在宅ワークで定期作業を終え、
イザ新幹線でゴー!

朝には緊急地震速報が鳴って、
え、地震で新幹線止まったらどうしよう😱って
思ったけど、無事に劇場に辿り着いた。

前置き長くなったけど、行ってよかった。

ありちゃんが素敵❤️で全て良し


鍛冶職人としての、暁千星。
新米紳士の暁千星。
ちょっといい気になった成金暁千星。
自分を取り戻した純朴な暁千星。

芝居は丁寧で細やかに、
歌声は太く高らかで伸びやか、
ダンスはもちろん申し分なく、

まさに次世代星組の光芒でした。

かっこ良すぎて、終始ニマニマする私。

二番手、天飛華音は
ライバルのドラムル兼、主人公ピップの
という二役。二役だけどあまり境目なし。

この舞台、闇ダンサーたちの
キレキレカッコ良いダンスで始まります。

途中、ピップ暁千星が、闇(天飛華音)を
振り払い、本来の自分を取り戻す
ダンスがあるのですが、

いやぁ~最高でした✨✨✨。
暁千星✕天飛華音のコラボ、凄いよ。。

でも、最近宝塚の舞台って
闇だの死だのダンサー設定多すぎ。
今回の作品も、なにせタイトルが
『夜明けの光芒』だから
光を浴びるためには、闇を抜けないと
いけないわけで、
その過程が、闇ダンサーってのは安易よな。


ヒロイン瑠璃花夏の愛らしいこと。

ありちゃんとの身長差とか並びとか、
ぴったり夢夢しくて
ズッキュンドッキュンですわ。

正直なことを言うと、エステラってお役は
もっと高慢で、先日の雪組全ツ
『仮面のロマネスク』の夢白あやみたいな
感じが似合うと思うのです。
高慢さとか、心がない冷たさとかは
少し足りない感じがしました。

でも、瑠璃花夏ちゃんは小柄ながら
星組娘役らしい華とドヤ感があって、
暁千星とのダンス場面が
めちゃくちゃ素敵でした。
ラストの二人のキスシーンが長いんですよ。
それが、またなんというか良き。

お芝居の流れで、最後はフィナーレ的なもの。
暁千星と瑠璃花夏のデュエットダンス。
天飛華音中心の闇群舞。
→これも凄い。天飛華音のセンター必見。

で、ラストは薄いブルーの宝塚らしい
キラキラのお衣装でソロダンスを躍る暁千星。

デイリーさんの写真を借りました。

シアター・ドラマシティの舞台が狭く感じる
長い手足を存分に使い、
元来の暁千星らしい伸びやかなダンスと
今の星組としての暁千星が融合していて
天井からふり散るキラキラ(紙吹雪?)と
ドライアイスもくもく(塩素臭する)の中で
ひとり踊る暁千星は、

まぎれもない真のスターだった。


この作品、原作は映画やドラマ、舞台と
様々二次作品が作られてますが、
見てないけど、月組の『大いなる遺産』とは
全く別物かと思います。

私はイギリスの映画を見ましたが、
概ね、映画版に沿っていたかな、と。

楽曲も良かったし、
今の星組はみんな歌えるので、
暁千星を初め、天飛華音、稀惺かずと
瑠璃花夏等など、聴きごたえもありました。

ちょっと惜しいな、と思ったのは
原作知らないと、やや説明不足感が
あるかも、という場面や人物がいることと
この物語のキーパーソンであるはずの
ミス・ハヴィシャムの七星美妃が
パンチ不足だったことです。

ハヴィシャムは、
エステラを育てた義理の母にして
相当偏屈で変人なんだけど、
この舞台では、ナレ死しちゃったし
比重少なめなんだろうけど
エステラを創り上げた人なのだから
其の辺の描き方を
もう少し掘り下げて欲しかった。

あとは、舞台転換が最後の最後で
階段設置したかったのはわかるけど
その繋のジョーとビディの場面が、
ちょっと長すぎた。

そういえば、ありちゃん客席降りして
歌う場面あります。ドラマシティは狭いので
通路側でなくても、わりと近くて
歌声響いて、これまた至福でした。

やっぱり星組最高!!だわ。