ついに、95期スターの先陣を切って

花組トップスター柚香光がラスト・デイを

迎えてしまった。


私は、葬祭で忙しい週末が続き、

長く患っている顎関節症も悪化し、

気分最悪のなか、

昨日は4時過ぎから配信見始めました。


前日は、今更柚香光のサヨナラ特番を見て

あぁ、もう宝塚の男役柚香光は

いなくなるんだ、と思うと

妙に心がざわついた、26日の朝。


でも、全てが終わったあとの、

スカッとさわやかコカ・コーラ!古いわ💦

のように、実に晴やかな笑顔を浮かべている

柚香光(そして星風まどかも)を

見ていたら、凄い悔しさを滲ませた

千秋楽もあっただけに、

重い羽根を下ろして、ただびとになった

柚香光に心からの感謝とお疲れ様でしたを

言いたかったです。

羽根を下ろしたとて、凡人ではないですが。


私は、柚香光がトップになってから

少女漫画原作の、代表作が

はいからんの他にも欲しいと

ずーっと思ってましたけどまだ言うか!

特番の歴史を一度に振り返ると、

二番手時代に、

はいからさん、ポーの一族、花より男子と

漫画名作が立て続けで、

もしかしたら本人は食傷気味だったり

別の柚香光らしさ、が欲しかったのかな?とも

今更思ってしまった。


アルカンシェルは、脚本は私はやっぱり

どうよって思うけど、なんとなく

柚香光が、やりたかった世界?が

詰まっていた内容だったのかな、とも

思うし、まあ何にせよやり切った感が

漲ってました。


それで、ご挨拶のお言葉ですけど、

柚香光って、背後に高貴で雅な方でも

ついてるんじゃないか😅と思わせる

たおやかなお言葉の数々ね。。


どなたも、私の贔屓の

挨拶最高じゃありませんこと??


って、毎度思うと思うんですよ。


私は、基本、宝塚のトップとなる方々は

概ね(たまにえっ?!っという人もいる)

言葉選びが上手だし、表現者ならではなのか

それぞれが自分の個性で、心情を

的確に伝えてくれるよな、と感心することが

多いと思ってますが、


柚香光の言葉選びは、

美しい和歌のようというか

美しい字のような挨拶だな、と

思っていつも聞いてます。



そして、だいたい退団していく人は

「いつも支えてくれた同期」

みたいにお話する方が多いけど、

柚香光は95期と言ってたのを聞いて


特番でも、集合していたし

95期であることの、誇り?みたいなものって

劇団の中にでもあるのかなぁ?

なんて考えてしまった。


同期と言えども、距離の遠い近いは

あると思うんですけど、

それでも、みんな各組でトップとか責任ある

立場でも、同期の間ではリラックスした

ひとりの素の女性に戻るのが見て取れて

宝塚にとって、やはり横の糸は重要ですよね。


これも、特番みてて思ってのですが

柚香光が新人公演主役を勤めた『新源氏物語』。

本公演でも二役で、新人公演もあって

さぞかし大変だったでしょう。

これは礼真琴のロミジュリもそうだし、

100周年のときは、ショーとお芝居の

二本立て新人公演(本公演は三本立て?)

もあって、相当スパルタだったよね、と。


そのスパルタ教育の善し悪しはあるけど

叩き上げられたトップさんの時代は

もうすぐ終わって、その後は、

社会人で言うところのゆとり?みたいな

世代のトップさんも誕生していくのかなぁ。


なんだかひとつの時代の終わりの始まり、

という感じがした、昨日の千秋楽でした。