東京宝塚大劇場花組公演。

2回目の観劇。

4/30 18時公演。

18時公演は、男性率高し。

前回わりと前方席でしたけどかなりの端。
今回、2階席センター(A席だけど)。
なんだか、前回観たときよりもなぜだか
ものすごーく、良かった。

東京宝塚大劇場の二階席の音の響きも良いのだか
演者みなさんの、気迫というか熱気が凄まじく

熱いぜ!花組!!

って感じだった。

最近ようやく、聖乃あすかが良いなって
思えるようになった。
歌唱力の向上素晴らしい。


柚香光は、
宝塚の舞台からいなくなる、という実感沸かず
ひたすら、造作の美しさに見惚れる。

破顔する優しい笑顔も良いが
眉間に皺を寄せて苦悩する様も捨てがたく
さらには、ギリシア彫刻のようなお顔立ちから
今回は、悪魔とかオリンポスの神々とか
人狼とかさ、人外のものが観たかったなぁ、
って、観るたびに、観たかったものが
増えていくって、どうよ・・・。

それに加えて、軽やかに弾くピアノ。

いや、天は二物も三物も与えるのねって
つくづく思う。二階だとこの辺全体が
見渡せられるのも、良い。

星風まどかも、同様で素晴らしい娘1に育って
出来上がった感が凄まじい。
宙組時代は、私はまどちの早口の台詞回しが
苦手だったけど、花組にきて
芝居がものすごく良くなった。
柚香光とのコンビネーションも抜群で
コメディ風の掛け合いも見事。

で、やっぱりこの二人のデュエダンは素敵。
柚香光って、あんなに細いのに
体幹ものすごく強いのかなぁ。。

惜しいかな、といえば
花組はお披露目とサヨナラ以外は二本立てが
続いたけれど、結局コロナ禍やらで
柚香光はショーでの客席降りを
しないままに終わってしまう。

ようやく最近?解禁されて
月組、雪組、星組と客席降りレポなるものも
あったりして、沸いていたけれど
柚香政権の花組はなかったなぁ・・と。

今回みたいに二階から観てる分には
客席降りなんて、ない方が平等?だし
仮にあったとしても、ジェンヌさんを身近に
感じられる幸運に恵まれるとは、
限らないけど、残念だったな、って思った。

ドン・ジュアンがひたすら楽しみでしかない 
永久輝せあ。
先日のカフェブレイクで胸の階級章がどんどん
なくなっていく、という話を受けて
注視していたら、確かに!!
最後何もなくなってたわ。笑
どこでもフリッツ。
普通、降格したら通信兵なんて重要な任務に
つかないんじゃ?とか思いつつ
ご都合主義の展開は胸にしまうことにした。

アネットも、最初に助けられる場面、
水が飲みたいの?帰りたいの?どっちやねん!!

口語で三々五々とか脱兎のごとくとか
使わないよね?とか
コンラッド、大劇場千秋楽の配信みたとき
2度目のホテルの部屋に鍵かけるの、
ドイツ製に変えたとかいう台詞があったの
なくなったんですかね?とか
やっぱり、細かいところが
ちょこちょこ気になるんだけど

フィナーレで、全て帳消し。
二階から観る群舞のフォーメーション、
ほんとに綺麗です。
男役たちの脱いだジャケットを持って
階段を上がって捌けていく娘役たちの
揃った後ろ姿まで、美しいです。

気になるのは、聖乃あすかに続く
確固たるスターが、今のところ不在。
どうなるんですかね。

アルカンシェルの楽曲、好きなのですが
最後、どこか淋しげに鳴り響くトランペット。
いや、宝塚のオーケストラにしては
金管の活躍目覚ましく
良い仕事してると思う。
そして、そのトランペットの旋律が
凄く昭和で
金曜ロードショーのテーマ曲に似てるかも。
劇中のオケのピアノも同様。

紫門ゆりやが二役だってことに
今更気づく。
アメリカに逃げたはずが、何故レジスタンス?
って思ったら違う人なのね。
ちょっと役の幅狭いかなぁ。


先日、110期の文化祭の映像見たついでに
95期を見返してました。
輝月ゆうまは、クラシックボーカルを
初めとして朗々と歌声披露。
どこにいても、わかる柚香光のお顔立ち。
水美舞斗と愛希れいかがニコイチ扱い。
既に出来上がってる実咲凜音などなど。

柚香光を筆頭に次は月城かなと、
残っている生徒さんも
これからどんどん少なくなりますね。

そういえば、この1年で
退団するトップスター、トップ娘役は
6人もいるけれどもしかしたら増えるかも
退団後どうするか?がちょっと気になる。

すぐミュージカルの舞台で活躍しそうなのは
星風まどか。
柚香光は、柚希礼音みたいに、
舞台でも言ってたけどアメリカとか行きそう。
月城かなとは、映像で見てみたいけど
すっぱり止めても、驚かないなぁ。