東京都心部の桜開花宣言出ました🌸🌸

ここ10年で最も遅かったようですが、

星組大千秋楽の頃には、満開予想です。


歌劇の美しさを愛でることって

年に一度の花見にも似てるなって思います。


全国のソメイヨシノはもう老木で

満開の鞠のような最盛期の勢いは

ないかもですが、それでも時期になると

開花を待つ。


花見をするもしないも、

母体に虫が喰ってたとしても

宝塚を見に行く、行かないのもそれぞれ。



劇団の謝罪会見をニュースで垣間見て、

劇団の提出した合意書締結やら再発防止策を

読みましたけど

働き方改革だの再発防止策云々ありますが

それは、今回の騒動の根幹ではなく

最初から、妥結の焦点は謝罪しかなかった。


そこを劇団が当初見誤ってた。


私が思うに突然のことで、誰もがある意味

パニックだったのかな、と思います。

劇団のみならず、我々ファンも。


謝罪する側にも、自分たちの

多少なりとも正義ってのはあって

釈明したくなるのが人というもの。

宝塚もそう。だから初動を誤った。


仲間の喪われた生命は帰らない。

ひとひとり、亡くなった事実は重すぎた。

過去のイジメ問題の比じゃない。


そして、事実に隠された真実は故人しか

知り得ないけど、それが

どんなものであろうとも

『生命が喪われた』という事実は、

水戸黄門の印籠のように絶対的なものだ。


だから宝塚歌劇にも言い分があろうとも

謝るしか道はなかったのでしょうが、

謝るって、そう簡単なことじゃない。


遅きに失したとか、言われてるけど
早かろうが遅かろうが、

文句言う人は必ずいるし、

半年は長かったけど、私はある程度

冷静になり俯瞰するには、

必要な時間だったと思う。


個人への罰則はなく、

そのことに対して文句言う人も多いが

そこは、不本意であろうと

劇団と遺族側がそれで、合意をしたのだから

これ以上第三者が自分の思うように

事が進まないからといって

劇団を責めるのは、筋違い。



興味深かったのは、

パワハラ認めたものの、悪意はなかった。

というくだり。


私は誰が悪いとかは言うつもりはないけど

悪意のないことの方が難しいと

常日頃思ってます。


悪意がないから、

オカシイと思っても責められないもの。

善意が迷惑なこともよくあるし。

悪意のあった方が物事単純で楽です。

ま、悪意あったら実際は怖いですけど。



私は、劇団が全面的に非を被ったことで

ある意味安心しました。

これで、個人に責任かぶせて

罪を負わせるようであれば、

それこそ、宝塚歌劇は終わると思います。


中にいるタカラジェンヌたちは

十代からずっと、宝塚歌劇に全てを

捧げてきた。価値観や常識が

宝塚の外と違ってくるのは、仕方ない。

でも、仕方ないですませることなく

是正は、できたはず。

ここは資本主義で令和の日本だ。


外からやってくる電鉄のおじさんたちは、

何か違うと思っても、

指摘しなかったのだから

管理責任は問われて当たり前。

でもさ、男のひとって

嫌われるの怖いのか、女性に対して

苦言言える人少ない気がします。


何度も言ってるけど

私は舞台の上がすべて

先日もわけわからないながらも

号泣する義妹や姪をみていたら、

それは、ストーリー云々ではなく

舞台から伝わる熱意や、祈りが

伝わったのだと思いました。


劇団や親会社は誠心誠意これからも

支えていってほしいと思うし

二度と過ちが起きないよう

本気の改革を進めていってほしいです。



花は咲く。

桜も咲く。

散りゆく花もあるけれど、新芽が芽吹く。

枯れることなく花を咲かせ

実をつけ、次代につなげて欲しい。

それが、哀しい物語があっても

儚さとか、憂いとか、

そういうものも含めて、呑み込んで

私は花を愛でていきたいと思う。



散ればこそいとど桜はめでたけれ

うき世になにか久しかるべき