つ千秋楽まであと一週間。ようやく念願の

星組大劇場公演『RRR/VIOLETOPIA』の

観劇叶いました。

いろいろあった宝塚歌劇団。
SNS界隈でも、劇団に対する不信感とか
こんなときに、それでも宝塚を観劇するなんて
信じられん、とかあちこちで見かけましたが

そんなこと、言ってましたっけ?
という感じに、いざ話題作の幕が上れば
熱狂の嵐で、宙組公演が無い分、
中止で公演回数減った分、チケ難に
拍車がかかり、いったい
あの騒ぎはなんだったのか?と
胸中複雑な想いを抱えて観劇しました。

観劇した回は、立見席までいっぱいの
満員御礼です。

映画も見て、予習もして臨んた『RRR』。
確かに面白かったし、
よく編集されていたと思う。
でも、待ち望みすぎたのか、
上記の私の複雑な想いのせいか、
後ろの席過ぎたせいか、
うわーー凄い!凄い!!っていう気持には
ならなくて、
念願の星組公演なのに、
自分でも、何を期待して観劇しているのか
解らなくなってしまいました。

でも、芝居を観た後ヴィオレトピアを観て
ちょっと思ったのが、

RRRはナートゥダンスも見どころのひとつで
楽しいし、ハッピーエンドなんだけど
いつも全力投球な礼真琴が、
良い意味でチカラが抜けていたように
見えたんです。
その後のショーは、
礼真琴の出番が従来よりも控えめだったとは
思うけれど、舞台の上にいるときは、
やっぱり踊りまくっていて・・・。

それで解ったのは、
私は、何が観たかったというと
礼真琴が
ギリギリまで頑張りまくって
舞台と真剣勝負しているヒリヒリ感
なんだなーって。。

それは、『1789』でいつ倒れるか?って
心配になるほどの緊張感でもあって、
実際に倒れちゃったし、

なんだか矛盾してるんですが
そういうハラハラ感のない舞台は
安定感があり円熟期で
舞台を初めから最後まで全うするには
力の配分は大事だと思うけれど、

私の中のクライマックスは
『1789』だったのかなーって
ちょっと淋しく思ったりした
久しぶりの礼真琴率いる星組公演でした。

RRR面白かったです。
ビームとラーマが友情を育むきっかけとなった
釣りをしている少年を助ける場面、
火事になるのが唐突すぎたり、
ジェニーの自転車、動かなくったって
言ってるのに、ラーマが
フツーに自転車押してる(動いてる)し、
イギリス陣との闘い場面が
アッサリしてて、かなりカットされてるため
最後、スコット総督を
撃ち殺す過程があれ?って思うし
まあ駆け足であったとは思うけれど
今の星組らしい熱い舞台だったかと。
SINGERRRの組長さんと都優奈が良かった。
小桜ほのかの威風堂々アリアも
素晴らしかったです。

ショーのほうは、一回観ただけでは
巷で言われてるように、意味がわからない
場面がたくさんでしたが
今までに観たことのない斬新さがあって
場面場面を切り取って観ると楽しい。

幕開きのフォーメーションが
アシンメトリーだったり、
トップがセンターから登場するのではなく
後ろから出てくるとか、
ロケットとか、
数々の群舞は、流石星組とうなる統制力で
マトリックスもどきの群舞も良かった。

客席降りでは、後ろの方まで
天華えまちゃんが、
ハイタッチしまくって、
夫もハイタッチしてもらい
なんだかそのサービス旺盛な姿に
逆にああ、もうこれがラスト公演だからかな
とか思ってちょっと淋しくなりました。

ちょっと世界観が、
オペラ座の怪人ぽい、かな。

東京で何回か観劇できると思うので
理解深めてから、
また感想を綴りたいと思います。