しばらく凪いでいた宝塚界隈に

嵐?がやってきたとしても、

日比谷界隈全体では、何事もないように

舞台は続く・・・。


ということで、私の心情とは裏腹に

観てきました、日生劇場での『ラグタイム』。


なかなか秀逸な作品でした。

私が観劇したときは、

月城かなと退団ショック真っ只中でしたので

なんだか、ぼーっとして観てたこともあり、

休憩20分込みで3時間が長く感じられましたが

間違いなく佳作だと思います。


ただ、私は誰かの人生を描いたり

エンターテイメント要素が強い方が好きなので 

移民問題、人種問題、女性活躍等など

アメリカの社会問題てんこ盛りの本作は

ちょっと重たかったけど・・・。


主演の三人である

石丸幹二、安蘭けい、井上芳雄を始めとする

キャスト全員が、とにかく素晴らしく


人種の違いを肌の色ではなく

衣装や歌で表現したり、


その楽曲も素晴らしいし

舞台装置や映像等の使い方も

斬新さを感じました。


大人たちも良かったけど、

子役たちも大活躍です。

夕方公演でしたが、スタートが17時45分で

何で中途半端?って思いましたが

子役が最後まで登場してるから、かな。


以下ネタバレ満載の感想です。





最後の最後に、ずっと赤ちゃんだった

リトル・コールハウスが成長して

安蘭けい演じるマザーに

名前呼ばれて袖から走って出てきますが

2〜3歳位の男の子。

めちゃくちゃ可愛すぎて、

大人たちの渾身の演技が全部吹っ飛んで

泣けてきた。

たぶん、この場面、重要なんだな。


カーテンコールでも、手を振って

愛想振りまいてた🤗🤗


ざっくりしたストーリーは、

ユダヤ系移民のターテ(お父さんという意味)の

石丸幹二さんと

裕福な白人家庭のお母さん、安蘭けいと

黒人ピアニストであるコールハウス

井上芳雄の三人に、

当時のアメリカの実在人物を加えて

社会問題に浮き彫りにしていく話。


ターテは娘のためにアメリカン・ドリームを

夢見て渡米。紙切り絵のアーティストだけど

じり貧生活。そんなとき、偶然列車の中で

マザーとその息子に出会う。→その後再会。


映画監督やアメリカの富豪に、

ユダヤ人が多いけど、

この物語でも、あることをきっかけに

商魂逞しく、結局ドリーム掴んだ成功者。


白人富豪であるお母さん、安蘭けい。

特権階級なんだけど、心根が真っ直ぐで

何の偏見もない平等で強いひと。

でも夫の言いなりになることが

幸せと思ってるこの時代に、

庭で黒人の赤ちゃん拾ったことをきっかけに

自我にめばえる。

最後はターテと家族になります。

離婚じゃなくて死別。


井上芳雄演じる黒人ピアニスト、

コールハウスは三人の中で唯一個人名ある。

フォードの車を買えるくらい

成功してるんだけど、えぐい人種差別に会い

愛する人を失い、復讐に走り

最後は撃たれて死ぬ。

殺人者は容赦なく撃ち殺されるのが

アメリカっぽい。


子役はターテの娘とマザーの息子。

コールハウスと恋人サラの息子である

リトルコールハウス。

ラストはこの三人の子どもたちと、

ターテとお母さん加えて家族になります。


もうね、

井上芳雄は働きすぎなんじゃないかね😅

舞台やらバラエティ番組やら

この人休みあるんですかね。。

ムーラン・ルージュの途中から

稽古していたらしいですが、ホントに凄い。

これ地方いって、終わったら次は

ベートーヴェンですよね。。

チケットまだない😞😞 


石丸幹二さんも、ハリポタとジキハイ

掛け持ち時期があり、


観るこちらも、観たい演目ありすぎるけど

演者も演りたい演目多すぎるのかな。


井上芳雄演じるコールハウスの恋人役

サラは遥海さん。

初めまして、なんですが

この人の歌が、ただただ凄かった。

黒人役なのでゴスペル風なんですけど

声質も歌声もぴかいちで

井上芳雄とのデュエットでも

負けてなかった。


お母さん役の安蘭けいさん。

凛とした佇まいとか

明日に向かって、強く心情を歌い上げる様とか

神々しい。そして慈愛に満ち満ちていた。

どんなに、夫や周囲になじられても

決して赤ちゃんを手放さず、

私が守るという決意に涙です。


宝塚OGでは、

実在女優、イヴリン・ネズビット演じた

綺咲愛里。

お人形さんのように可愛い❤️

登場したときから、うえぇい♪って

ブランコ乗りながら奇声?発してますが

いい意味で、バカっぽさが凄くハマってた。


フォードやらJ.P.モルガンやら

時代を象徴する企業がでてくるところが

エリヘレっぽいとも思った。


この舞台素晴らしい分、

うまくまとめられませんが

プロ?が言いたいことを全部書いてくれてる

舞台評がありました。

公演レポート 


そうそう!そうなのよ!

っていう的確なレポートです🤗



長いラグタイムの話のついで?に

まったく間逆の軽すぎる話題。


向井理主演の『パリピ孔明』というドラマが

昨日から始まって、

録画したのを見たのですが、


最後のクレジットに

声の出演 七海ひろき

があって、え。どこよ?って

調べまくった。。


三国志時代の孔明が現代日本に転生?

する話らしいですが、最近中国ドラマに

はまってる身としては、わりと面白く、


逸話がたくさん出てくるし、

オープニングは劉備演じる

ディーン・フジオカの

流暢な中国語も聴けたのもツボ😅😅