村上春樹の、「騎士団長殺し」という小説を読み始めました。文庫本のまだ1巻半分過ぎたくらいですが、騎士団長はいわゆるモーツァルトの歌劇、ドン・ジョバンニに出てくる騎士団長らしい。

ドン・ジョバンニはCASANOVAにもちょっと出てきたけど、話の筋を知りたかったこともあり、宝塚のドン・ジュアンを見てみました。

これ、めちゃくちゃハイクオリティですね。

①やっぱり望海風斗は裏切らない
②咲奈ちゃんが地味な役だけど渋い
③専科のお二人がいると安心感倍増
④煌羽レオのお腹が美しい
⑤亡霊が不気味

音楽がとにかく良かった。
スペイン舞台だから、フラメンコテイストなんだけど、フレンチロックもあり、クラシックぽいところもあり、楽しめた。
だいもんの歌は、ホントに聞き惚れる。特にAimer🎶は何回も聞きたいくらい良い。ロミジュリと似てる? 愛を語ればaimerになるから、まあいいか。
歌だけじゃなく、前半の女を遊び相手としか思ってない、屑っぷりというか冷淡さが凄く良くて、これがホントの悪だよ❗って思いました。
そこから恋して一転、アクが抜けたような好男子になり、さらに嫉妬でまたギラギラする、この変化が流石だなと。
比較するのもなんですが、アルジェのこっちゃんは、だいもんジュアンに比べると悪さが足りなかったかも。

咲奈ちゃん、頑張ってましたね。宝塚もこの頃は誘われれば行くレベルで存在認識してなかったけど、落ち着いた抑えた演技が良かったです。でもたまたまかもしれないけど、最近そういう渋めの役が多いから、もっと違う感じの役が見たいかも。

専科の英真なおきさんと、美穂圭子さんはホントに歌がお上手で、場面場面を締めてくれますね。
最初存在を知ったのは、月組のロミジュリでした。ロレンス神父とジュリエットの乳母。正直、若手の歌がイマイチな中、二人の歌う場面でスッキリしてました。今回も良かった❤️

煌羽レオの女の子、初めて見ました。あのセクシー衣装、お腹が贅肉はもちろんなくすっごい綺麗。みんな脱いだら凄いんだろうな。

永久輝せあ、イケメンだからなんでもいいわ。歌もうちょい頑張って欲しい。

あ、忘れてはならないのは、騎士団長と亡霊の香綾しずるさん。ずっとフランケンシュタインみたいなメイクで、キーとなる役どころ。不気味さが凄かったなあ。

全般的に、演出が凄く良かった。タップダンスとかフラメンコとか効果的に取り入れられてて、歌は聴かせるし、というか決定的に歌がイマイチな人がいなかったのは大きい。これはリピート決定です。