続‘’お母さん、信じていいの?” 長い1日 | スマイルのブログ

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いくら関係性ができて、母親の虐待する理由があったとしても、やってしまったことを公にしないことはいかがなものかと思っておりましたら、

やっと

学校が撮ってくれたMちゃんの顔写真が
昨日の夕方に市のトップスリーに知れ渡り、
学校に留め置く措置をとることになりました。

17日に留め置きをしてくれたら、一時保護ができた案件でした。

市が昨日の夕方になって動いたので、
児童相談所としては、一緒に住んでいるのでしょう?
暴力が繰り返されてるわけじゃないのだから、今さら一時保護はあり得ませんね。と、保護はしない。関与しません。

市、がんばれー。

ということになってしまいました。

市、がんばれー。と、言うのは、
つまり、休みの日に父親のところに行かないようにするために、Mちゃんに他の予定を作ってあげる。
母親とMちゃんの距離を離す対応を考えるために、Mちゃんの障がいの特性を知ってる支援者や地域住民にも協力をして欲しい。

市の予算をつけるから、

この二人を地域で暮らせるようにしてあげて。
というお墨付きがもらえたということです。

さらには、特別に福祉サービスの支給量をつけられることになります。

市、がんばれー。というのは、

こうして、税金を使って、
この家庭に予算をつける。
それから、
地域の人たちに、頑張ってもらい、この家庭を見守る体制を整えてください。と、言っているものなのです。

Mちゃんに関わっている地域の人たちとは、

学校
放課後等デイサービス
母親の職場
Mちゃんのかかりつけ医
母親の友人(Mちゃんを可愛がってくれる人)
Mちゃん宅のアパート管理者
隣近所の人たち
近くのドラッグストアやスーパー

そして、こういう地域の人たちのつながりを作る役割が、
市から委託を受けている、スマイルの相談支援事業所と言うわけなのです。

できれば、一時保護をして欲しかったな...

といいますのは、地域で暮らせるように、
準備する時間が欲しかったのです。
暮らしながら準備をすることになるのは、母親が生活に余裕がない状況のなかで、話をすすめていくので、Mちゃんがいると面談時間がなかなかとれません。Mちゃんを保護してもらう間に、心理職が行動観察をしてくれて、Mちゃんへの見立てをしっかりたててくれることも望んでいました。そんなこともかないませんでした。

何よりも、児童相談所のような権力がない、いち相談支援員スマイルの一声に、最初から耳を傾けてくださる柔らかい地域の方々なんて、そうはおりません。たいがい面倒がられます。

虐待する母親を冷たくみるし
障がい児を変わった目で見る人もいる
ひとり親の家庭や貧困を、そんなの個人の責任とし、因果応報とさげすむ方々の方が多いです。

そういう偏見とスマイルは向き合い
ひとつひとつ、つながりをもっていくように働きかけていくのです。

時間をかけすぎていては、
また母親は虐待してしまうでしょう。

本当はしたくないのに。です。

心から仲良く、楽しみがある生活をしたいと思っています。

市よ、がんばれー。だけではあまりにもひどいではありませんか?

せめて、動きやすくなるために、土台を準備して欲しい。

そういうことで、
直ぐ対応してくれた学校へ
市の課長クラスの職員と担当の家庭子ども相談員(虐待に関する相談員)は、謝罪がてら、学校に来たということなのです。
(本当にめんどくさいでしょう?市の人たちってえー)

学校の先生から母親に連絡をします。
「今日はMちゃんは放課後等デイサービスに行かないで、学校でお預かりいたします。お母さんは、学校にお越しください。お話があります。」

毎日通うことになる学校に、そんなことを言わせるのです。

何でばれたの~!
どういうこと!?
放課後等デイサービスの職員?
まさか、スマイルがしゃべったでしょ?と疑われる電話が母親からかかってきます。

やだよ!行かないよ!施設にでも何でも連れていけばいいじゃん!誰よこんなおおごとにしたのは!

そんなことを電話口で言われましたけれども

スマイルは、

「お母さん、私も(学校に)行きますから、お母さんのそばに居るし、スマイルからも事情も話すし、これからどうしようかも、考えがあるから、いつもと違う雰囲気ですごく泣いちゃってるMちゃんを迎えに行ってあげよう?」と、話をつないで...

母親が子どもを迎えにくる母親を待ちました。

夕方6時を過ぎました。

学校は、Mちゃんにおやつやおにぎりを買ってあげて、先生が遊んでくれていました。

左目の下に、下弦の月のようなあかむらさきの内出血と、左側全体に広がる黄緑色の痣。

それを気にすることもなく遊び、笑うMちゃんをみて、切なくなりました。

スマイルさん、今日はありがとう💕

Mちゃんが言うのですおねがい

学校の先生がどんな風に今日のことをMちゃんに伝えたのかはかり知れませんが、

Mちゃんが、こうなることを知っているような口ぶりに、力が入りました。

8時前に決着。

明日から、引き受けてくださる放課後等デイサービスを見つけ、Mちゃんを預かってもらい、母親は身体を休める時間や平日にたまった家事を片付けられる時間を確保できます。

父親のところに行ける日はこの日。と、分かるように、学校でカレンダーの使い方を練習することになりました。

細々した支援の方向性は、母親の了承を得て、後日、関係性のみで支援会議を行うことにします。

怒って、なにもしてくれない行政に怒鳴り散らした母親でしたが、最後は、子どもに嘘をつかせてしまったことを自分から学校の先生に謝っていました。そして「ありがとうございました。殴らないで生きるように頑張りますから、時々はいっぱいいっぱいになったら、話を聞いて欲しいです」と、言っていました。

母親には、虐待をしたことへの厳しさだけでなく、できることは地域で支えるから、安心してね。何か困ったことがあったら、話してね。というようなことが伝わってよかったです。

さぁ...Mちゃん。
新しい預け先で楽しめるかな?
Mちゃんの暮らしのアフターケアを続けましょう。
学校が休みになる...年末年始もありますからね。

金曜日...長い1日でした。

読んでくださり、ありがとうございましたおねがい

素敵な週末をおすごしくださいませ✨