平日はじっくりと一緒に遊べないので
週末には愛を形に、行動にうつししたいと
常々思っています。
息子が、何気なくするスキップ。
膝が胸につきそうなくらいよくあがってる。
男の子のスキップ!(笑)
いつからか、絶対にしなくなるんだろうなぁ...
とっても機嫌がよろしいのね!と思いました。それに、いつの間に、そんなに上手になったのかしら?と驚かされます。
買い物へ歩いて約二時間。それ以上は暑すぎるので、マンションの中にあるプレイルームへ遊びに行きました。
プレイルームには、くまの親子のピクニックという絵本があり、その本には、かわいいくまの親子のパペットが取り付けられています。
息子はこれまでプレイルームの絵本には興味がなかったのですが、昨日はその絵本が大好きになって、絵本を読んでからすっかりくまちゃんのパペットと交流を深め、パペットに、おままごと用のバナナやイチゴ、ハンバーガーを持ってきて、食べさせてあげようとしました。
それを私が「わぁ!すごいごちそうだね~、作ってくれてありがとう!」と言うように、パペットになりきって話を盛り上げるわけです。
そうして、ひととおりおままごとが終わると、今度はやんちゃに戦いごっこをしました。
そんなときも、くまのパペットは本棚から見ててね!と、息子は語りかけていました。
5時のチャイムがなりました。
お片付けをして、帰ろうとするとき
息子が帰りたくないと、ソファーにゆっくり座り込みました。
あらあら、珍しいこと。と、思いました。
私は「楽しかったから帰りたくないの?」と息子に聞きましたが、首を左右にふります。
息子は「くまちゃん...」と、言ってから瞳をうるうるさせ、今にも泣きそうになりました。
私は「くまちゃんとお別れするのがさみしいの?」と聞くと、うなづきました。
そして、うるうるした瞳から大きな涙がポロポロと溢れました。
あなたは、かわいい子ね...
ハンカチで涙をふいてあげながら、なんて言葉をかけたらいいのか考えました。
だけど、その気持ちは大切なことだから、ちゃかすのはやめようと思いました。
息子の気持ちを受けとめて、「そっか、さみしいよね」としか言えませんでした。
なんだか、スキップして遊びにきたのに、
とぼとぼと悲しい気持ちで帰ることなど、
想像もできませんでした。
帰宅して、お風呂を沸かしている間に、
20分以内に終わる素敵な遊び、
すごろくをしました。
(コミュニケーションスキルすごろくで、駒をすすめ、カードをめくると指令がかかれています。カードには、例えば、となりの人の頭をなでる。変な顔する。となりの人を抱っこする。好きな人を打ち明ける。今日、朝ごはんは何を食べたの?など。)
そうして遊んでいるうちに、元気になっていきました。
なんと言いますか、こころの成長と言うものでしょうか?
さみしい気持ちという表現を、こんなにもストレートにみることができた私は、
親になって、し~あ~わ~せ~!と、大きな声で叫びたい衝動にかられました。
今すぐ胸を広げて、サウンドオブミュージックみたいに、高原の地できれいな空気を吸い込み吐き出していくとき、歌を歌うように「私はあなたのおかあさんなのね~!」と、踊りたい感じになりました。
(想像力の豊かな私ですから!笑)
後に、夫にその話をしました。
笑いながら、そうかそうかと、うなづくお父さんになりました。
男の癖にぬいぐるみ?泣いただと?と、茶化さないでいてくれてありがとうございました。
息子の涙に弱い私。
痛いとか悔しいとかじゃない、涙。
私がお仕事に行くとき、たまに泣きそうになっていますが、我慢しなきゃ、しょうがないやという気持ちの方が育ってしまいました。
だから、さみしい気持ちを表現できて、よかったな。
さみしい気持ちは、お風呂から出ても、
寝る前にも現れました。
くまちゃんのこと、本当に好きなんだね。
また、おやすみの日に会いに行こうね!と、伝えました。
今度は、お別れは寂しかったけど、プレイルームに行けば「また会える」という経験していけると安心かなぁと思いました。
息子のご機嫌なスキップに、涙。
私は絶対に忘れることはないでしょう。
聞いてくださいまして、ありがとうございました。