私の仕事はエンジニアで、顧客要求にあった材料開発を行うお仕事。

いわゆるBtoBの製品を開発しています。

 

 

グローバル化に伴って、顧客の開発拠点や工場も世界中にあるため、

開発拠点は欧州、生産は中国、なんてこともしばしば。

なので、社内外問わず世界各地の拠点とのコミュニケーションは欠かせません。

 

 

そんな中で文化の違いを感じることもしばしば滝汗

(もちろん、国籍人種だけではなく、個人の差もあると思う。)

 

 

 

私が感じる日本人との大きな違いは、成果主義からくるものなのか、

達成したことのアピールが強い反面、できなかったことの反省が苦手なところ。

 

 

例えば、ローカル営業メンバーとのお仕事にて、

最初に顧客の声を元に開発した製品の評価結果が悪かったとする。

 


もちろん顧客要求を満たした製品開発ができなかった開発側に非はあるけれど、

例えば、営業担当が顧客の声を十分に聴取できてない合、

情報不足でいい製品開発ができない場合もある。

 

 

また、その後追加の改良品の評価をお客さんにお願いしたものの、

お客さんからの改良品の評価許可がおりなかったとする。

 

 

この場合、顧客のスケジュールがものすごくタイトで、

改良品の追加評価する時間がない等、顧客都合で仕方がない場合もある。

一方で、営業担当のお客さんとの接触回数が不十分で、

評価結果をタイムリーに聞き出すことができなかったことで、

結果として顧客スケジュールがタイトになった、なんて場合もある。

 

 

大体何かうまくいかない時は理由は一つでなく、複合要因の場合が多い。

 

 

失敗をリカバリーしたり、次の成功に生かすめには、

状況を素早く客観的に整理して、失敗の要因を把握する必要があると思う。

そして、リカバリーできる確率が低くても、その案件が重要なものであれば、

リカバリーするためにできるアクションはないかを探すしかないはず。

 

 

そのためには、失敗を責めない環境づくりがまず大事。

そうでないと、失敗の原因を素早く見つけ出すことが難しくなるはず。

 

 

また、失敗を他人のせいにするのではなく、

失敗を防ぐために自分にも他に何かできることがなかったかを考えること。

成果主義では、ダメだったと認めると査定が下がる心配があるかもしれないので、

もっとよりよくするためにできることはないか、ポジティブに捉えれば、

より考えるハードル低くなるのかもしれない。

 

 

そして、チームで同じ目標を達成するためには、

全員が同じ方向を向いて各々の最大限のアクションを起こす必要がある。

何か問題があった際には、チーム内で責め合うことは、

その場の自分の責任を相手に押し付けることはできるけど、

長い目で見れば、互いに協力して目標達成する方が、最終的なリターンは大きい

 

 

考え方が根本的に異なる相手とうまく協力して物事を進めるためにも、

懇切丁寧、継続的な説明や対話が非常に重要だと実感しています。

相手の話をちゃんと聞き、真摯に説明すれば少しずつ分かり合える日が来るはず。

(今これを書きながら、自分への自戒も込めています笑い泣き)

 

 

 

5年近くもいると、ある程度各々のメンバーの性格がわかってきたのもあり、

最近特に頑固なメンバーからの理解を得るのは大変なのも想像できてしまい、

話す前に心折れて諦めてしまうこともしばしば。

 

 

とはいえ、諦めていてもちっとも前進しないので、

心を強くもって、丁寧に対話することを心掛けたいと思いますウインク

 

 

↓海外の人とコミュニケーションをとる際に気を付けるべき文化の違い

  ローコンテクスト・ハイコンテクスト等に代表されるコミュニケーションタイプの違いを

  カテゴリ分けし、どのように接するべきかを説明した良書。来星当時読みました!

  特にマネージャー等で評価やフィードバックをするような人におすすめ✨

 

 

 

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