9月29日(木)8:35
雨、でもそんなに寒くはなし
物の怪、第二弾
「北部丁内若者」の曳山
人形場面『紅葉狩り(もみじがり)』
人物「平維(惟)茂(たいらのこれもち)」
&「戸隠(とがくし)山の鬼女」
平維茂一行は信州戸隠に鹿狩りに出かけた。
紅葉を愛でながら進んでいくと、高貴な風情の女たちが、
幕をめぐらせて宴を催していた。
維茂はこれを避けて通ろうとしたが、侍女たちに
宴に加わるよう熱心に誘われる。とうとう負けて
酒席に加わる維茂。この世の者とも思えぬ美しい姫に
酒を勧められ、気を許した維茂は酔いつぶれ、
眠ってしまい、女たちも姿を消す。
眠る維茂の夢に山の神が現われ、先ほどの女は、
戸隠山の鬼女であると告げ、八幡大菩薩から下された
剣を授けた。目覚めた維茂の前に正体を現した鬼女が、
襲い掛かる。維茂は、激しい戦いの末、鬼女を討ち取る。