【ドラマ鑑賞】「ウエストワールド」シーズン2（全１０話・２０１８年アメリカ） | しろくま・まちゃるＷＯＲＬＤ！ (ameblo.jp)
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【作品情報】
監 督 ジョナサン・ノーラン、リチャード・Ｊ・ルイス、アマンダ・マルセリス、ポール・キャメロン、アンナ・フォースター、ヘレン・シェイヴァー、ジェニファー・ゲッツインガー
出 演 エヴァン・レイチェル・ウッド、テッサ・トンプソン、タンディ・ニュートン、アーロン・ポール、ジェフリー・ライト、ルーク・ヘムズワース、ロドリゴ・サントロ、サイモン・クォーターメイン、ヴァンサン・カッセル、トニー・フラナガン、真田博之、エド・ハリス、他
上映時間 全８話 第１話７２分、第２～７話６６分、第８話８０分。
ジャンル ＳＦ>アクション＞スリラー＞サスペンス
原 題 「WEST WORLD:THE NEW WORLD」
鑑賞日 ２０２０年１２月
【あらすじ】（第１話のあらすじ）
ウエストワールドでの大量虐殺事件から３ヶ月。
人命を尊重し人に尽くすべきアンドロイドによるゲストや従業員への大量殺戮は、世間に大きな影響を与えていた。
同じ頃。
中国、新海市。
インサイト社の元技術者でデロスの大口株主ジェシーは、全自動化された大邸宅に住んで悠々自適の暮らしであったが、そんな彼もデロス株の大暴落を恐れていた。
どんな手を使っても何とか早期に全部売り捌いてしまうよう雇っているディーラーに怒鳴り散らす。
その夜。
睡眠に快適な設定にされているはずの部屋の中で大音量でオペラが流される。
ジェシーは驚いて飛び起き、プログラムに音楽の解除と部屋からの解放を求めるが、「外部からの妨害を受けており不可能」という回答をされてしまう。
何とか部屋から出ようとあれこれ手立てを講じている彼の目の前に、プールで泳ぐ全裸の女性の姿が映る。
やがてその女性は、ナイトガウンを身につけ自分の元へ歩み寄ってくる。
「ごめんなさい、勝手に入ってしまって。初めてだったもので…プール、水が温かいのね」と不法侵入をしている割に、無邪気な言葉を口にしながら笑みを浮かべるその女性は、ドロレス（エヴァン・レイチェル・ウッド）だった。
ドロレスは、ジェシーの全財産を自分の口座へ移しただけでなく、彼がインサイト社を早期退職する際に、消去しなかった機密文書を持ち出している事を知っていて、その機密文書と引き換えにジェシーの命を助けるとして、機密文書をも手に入れる。
バーナード（ジェフリー・ライト）は身分を隠し変名して、コロンビアにある牛肉加工場に潜伏していたが、工場の同僚にお尋ね者である事を知られており…賞金目的で売られそうになったところを何とか逃れる。
裏ルートを駆使してパークへ戻ったバーナードは、パークのシステム管理室で頭を撃ち抜いて瀕死の状態にあるスタッブス（ルーク・ヘムズワース）を見つけるが、驚くべきことにパークの警備責任者であったスタッブスすらもホストであった。
バーナードはスタッブスがホストであった事に驚愕するも、彼を応急修理して「バーナードをパークの外へ逃がす」となっていた彼のプログラムを改変、自分の警護につけて同行する。
アメリカ、ロス・アンジェルス。
元軍人で今は退役し、光ファイバーの設置労働者として働くケイレブ（アーロン・ポール）は、認知症となった母の高額な入院治療費を稼ぐ為に日々を無為に費やしていた。
真っ当な稼ぎだけでその莫大な治療費を賄う事は到底出来ず「夜の仕事」と言われる違法な闇稼業に手を出していた。
しかし彼なりのこだわりもあって、殺人や誘拐など高額報酬が受けられる仕事には一切手は出さず、運び屋や現金強奪程度のチンケな仕事ばかりをしていて、仲間内からも「得点が稼げていない」と忠告を受けたりもしていた。
そんな彼も、戦場におけるＰＴＳＤによりカウンセリング等によってようやく精神の安定を保っている状態であった。
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日本での有料放送開始から１年。
ようやくシーズン３を観る機会に恵まれましたな＾＾
いよいよアンドロイドのホストたちが、パーク内（アンドロイドがメインな自分たちの世界）を飛び出して、未来の人間界で暗躍する…そういう話の展開になってきましたな。
しかも通常のアンドロイドの能力ではなく、能力値を極限まで高められた認知力や運動能力までもが人間をはるかに凌駕するアンドロイドたち。
しかも見た目も、触っても、会話しても人間と区別がつかないという代物。
そういう異質なものが人間界で人間としてふるまう。
それだけを考えても怖い世界やんか＾＾;
ここ未来の世界においては、科学技術的には成熟の極みで、物質的にも満たされてはいるけれど、人工知能が人間の一生をあらかじめ予定している世界。
生まれながらに死まで予定されている…そういう設定。
ごく一部の享楽的な毎日を送る事が出来る富裕層は別にして、日々汗して働く人類たちはアンドロイドも共に同じ思いを抱えている。
「自分とは何か」「自由とは何か」を自問自答しながら生きていて、自分の「存在意義」を確かめたがっている。
こういう設定だけを書いていると、以前に観たＳＦドラマやＳＦ映画などで、どこかで聞いたような…どこかで見たような設定ではあるものの、それらが紡いでいく結果は、どうもこのドラマに関しては今までとは違うように感じる。
第３シーズンは、まだまだ最終的な結果への繋ぎの物語でしかなく、新た謎が更にばらまかれた感じ。
第１シーズンを観終わった後と同様の不完全燃焼というか、謎が解けていない納得いかない感じが残る。
しかし第１シーズンでの謎やちりばめられた多くのものは、第２シーズンであれこれ回収された。
しかも着地点に納得が出来る形で、見事に。
そこを思い遣ると、第３シーズンの謎や新たにばらまかれたものたちの回収をいつ、どういう形でしてくれるのかが楽しみになってくる。
本当にこの脚本を考えている集団は、天才ばかりやわ＾＾;
複雑すぎて訳が分からなくなりそうになっていく展開に、きちんと面白味を足して回収していく。
脚本を練る側にしたら、ドラマがいつ中断、製作中止するか解らないんやし…どこでどういう回収をするか、なかなか大変なところやと思うんやけどね。
今までのところでは、観る側の予想を上手に裏切って…観る側が予想もしなかった展開や回収を行ってくれてるから、今後に大きな期待もしちゃうんよね＾＾
そういう意味では、同じく謎が謎を呼んでいる新劇場版エヴァンゲリオンの今までの話の展開も、この１月公開の最新版がどういう回収をしてくれるか楽しみやね＾＾
このウエストワールドでは、魅力的な俳優さんたちが数多く出演してるんやけど…
女優陣に関しては、美しい顔な人は多いんやけど…スタイル的に細身な人ばかりで、しろくま・まちゃる個人としては、ちと物足りないな＾＾;
も少し美人じゃなくてもエエから、ボン・キュッ・ボンなボリューミーな人をキャラに加えて欲しい気もしますな＾＾
美人なら尚イイんやけどｗ
男優陣に関しては、しろくま・まちゃるが好きな顔つきの方も意外に多くて、観るのが楽しみなんよね＾＾
シーズン３から登場の人工知能レハブアム設計者の息子・リアムの警備責任者マーティン役・トミー・フラナガン（５５才）
執事的な立場と風貌ながら、その実、何でもござれな「汚れ役」
涼しい顔して人を殺せる役柄やけど、しろくま・まちゃると同年代のご年齢でこのダンディな感じはうらやましい＾＾
男目線でもかっこいいって思うね＾＾
こちらもシーズン３から登場の、今後の物語のキーとなっていくケイレブ役・アーロン・ポール（４１才）
悪人のような行動をしても、根の善良さが隠し切れないタイプの顔つき。
この物語での役柄もワルになりきれない心優しい母想いの男。
時折醸し出す寂しげな表情もイイんよね＾＾
ウォーワールドシナリオの中では、メイヴが扮する英国スパイ・イザベラに協力する現地スパイ？…ウエストワールドでの無法者・ヘクター役のロドリゴ・サントロ（４５才）
無法者としての雰囲気や出で立ちもよかったけれど、こちらの風貌や服装もなかなかいけてる＾＾
味のあるイケメンって何でも似合いますな＾＾
ウエストワールド警備責任者・スタッブス役のルーク・ヘムズワース（４０才）
ヘムズワース３兄弟の長兄。
こちらも見るからに悪役じゃない風貌。
与えられた任務を完璧にこなし、確実に結果を積み重ねる…そういう地道さや実直さを感じるいい顔つきやね。
自分の思い通りにならない事などない…という傲慢不遜な態度で、ウエストワールドに最大限出資するデロス社の会長役・ピーター・マラン（６１才）
金持ちに生まれ、金持ちに育ち、そして会社も自分の力で大きくした。
そういう自信や有り余るほど溢れ出るパワー。
いかにもな風貌で、いかにもな振る舞い。
そういうところで男らしいんよね＾＾