世代間の断絶。
つまり、40歳を境目に、上の世代と下の世代が断絶していた。
大人の世界と子どもの世界。
この二つが社会に成り立っていた。
そして、子どもの世界にいた大人は、いわゆるアダルトチルドレンという人々で、大人の世代からこぼれおちてしまった人々だった。
であって、子ども世代には、大人としてまともないろいろが教えられず、このアダルトチルドレンの価値観で、社会を生きていた。
が、この世代間の断絶には、故意にそうされた意図があった。
つまり、いずれアダルトチルドレンが歳をとってきたとき、いったい彼らは何をするかということが予測された。
それは、社会や勝ち組に対する恨みと憎しみを持って、彼らに復讐をする。
そして、社会の風潮は、そうなっている。
このときに、若者世代がうろたえないために、最初からこの人たちにまみれさせていた。
であって、これからが大変である。
今まで良いと思っていた、というか良いかどうかはわからないけれど、それがまあ、大人なんだろうと思っていたアダルトチルドレンの人々のいろいろが、すべて負けた男のいろいろであって、栄光の世界は別にあると知ってしまった今、この人たちはいったい、社会でどういう扱いをされるのか?
自分らもいた子どもの世界で、アダルトチルドレンの人々がやっていたことは、かなり常識を逸しておかしなことばかりである。
であって、世代がつながってしまった今、それが万人の常識としておかしいと認識される。
勝つ。ということは、才能があるだけでは無理である。
自分の才能を守り、また、それを社会で発揮していく能力がなくては、いくら才能があったとしても、負けてしまう。
そんな人もアダルトチルドレンの中にいたりするんだろう。
社会は競争なんである。
そして、自分を守り、能力を発揮していくやり方もいろいろである。
そこがおかしかった、と気付かされるいろいろ。
そんなやり方せずに、もっとこうしていれば、才能も守れ、認められただろうに…と思うことも多々ある。
であって、明らかにおかしいと認識され出したアダルトチルドレンのいろいろ。
これからが大変である。