男の籍に入る。ということが、一般的に女子の結婚だと思われている。
で、やっぱり籍の拘束力というのはすごく、その男の籍に入っている。というそれだけで、やっぱりその男のものである。
が、実際は別の男のものである。
それは、身体がそうであったり、心がそうであったり、何かあれば必ずそっちの男のところへ行くとか。
それは、たとえば、男女の関係に限らず、親子の関係なんかもそうであるかもしれない。
戸籍上の父親。と、実際の父親。
こんな風に、二人の父親がいる。というのも、まあ、幸せなことなんだろう。
実の父親に捨てられて、養父に引き取られ、そこの家の子どもになる。
自分の戸籍は、なんのつながりもない、養父の籍である。
つまり、実の父親の籍も当然なく、自分が結婚したいと思う人の籍とも関われない。
この家の籍に、自分が入っている意味は、なんかあんのか?
それが、ずっとわからないので、彼女の籍に入りたいと思った。
いずれ彼女の家に入るために、自分は自分の家から捨てられたと思った。
自分が引き取られた、なんもないヤクザの家。
ここの家の籍に、自分が入っている意味。
それを、見つけなくてはいけないんだろう…
男子の名字が変わるって、やっぱり相当いろいろ問題があると思うよ。
特に成人してからは…
女子の自分でも、もし、これから仕事に復帰するとしたら、いったいどっちの名前でやっていこうかと悩むのに。
そして、本名でない旧姓で、社会活動していってもいいのかどうかもわからない…
とりあえず、今の旦那の姓の名前は、旦那の扶養家族であるということ以外で、社会には存在していない。
いろいろ悩むね。