そばにいられる人。愛されることは望めなくても、愛することは許される。 心の中で、どれだけその人を愛そうと、それはいくらでも許される。 けれど、そばにいることが許される人は、限られる。 愛しているからといって、そばにいられるか。 そばにいられる人こそ、ほんのわずかである。 そして、愛される人は、たったひとりである。 それは、ごく普通のことである。